まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

ことしのふりかえり

相模原2年目が終わりました。 東京の下町医者から田舎医者になってどうだったか 1年間を振り返ってみます。 昨年の今頃はこんな感じでした。 tetsu8kano.hatenablog.com できたこと 2年目になり診療所も変わった。勝手がわかってきたのか家族背景などは早め…

家庭医と眼科診療

ジェネラリストのための 眼科診療ハンドブック 作者: 石岡みさき 出版社/メーカー: 医学書院 発売日: 2015/12/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 花粉症の季節ですね。 田舎で働いて2年、ついに私も花粉症を発症しました。 片目が赤くなり、く…

スマートな開業力

超・開業力 在宅医療・クリニック経営の新常識と新城式 作者: 新城拓也 出版社/メーカー: 金原出版 発売日: 2017/02/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 緩和ケアで著名な新城先生の開業にまつわる解説書。他の類書に比べて、実践的で本音がた…

不健康学会とプロジェクト

不健康学会とプロジェクト 地縁や会社コミュニティだけなく SNSのおかげで自分の好きなことで 友人がつくれてテーマコミュニティが 形成できるのが今の時代。 いろいろ聞いてみると 是が非でも家から出たくないおっさんが気になる。 独居の男性に多い。 団塊…

ふりかえりの浸透度

今週は学生さんが毎日来て なかなかの忙しい週だった 雪も降るし インフルエンザはすごいし でもそれなりに抜けるところは抜いてのりきった もともと家庭医を教育するための施設で 研修医にもたくさん接して来たわけだけれど その中で日々の反省を行う時間と…

インフルエンザというのはー

インフルエンザが大流行しています。 厚生労働省も警報を出すレベル。相変わらず「早めの受診」を呼び掛けています。 だから早めに来てもダメですって。 www.jiji.com インフルエンザってのはー インフルエンザってのはー だいたい5日で治るっていうんじゃな…

おせっかいな人

その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く―― 作者: 森川すいめい 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2016/06/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 毎日、インフルエンザの診療ばかりしていて、なんだか…

嚥下障害の食支援

多職種で取り組む食支援: 急性期から看取りまで 僕なら私なら「こう食べていただきます!」 作者: 古屋聡,編集 出版社/メーカー: 南山堂 発売日: 2017/09/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 正月ぼけの頭をクリアにするために読書をしています…

来年は動く!

今週のお題「2018年の抱負」 もう大晦日なので来年のことを書いてもいいよね? と思うので抱負を書く。 来年はとにかく動く! 43歳で血反吐を吐いて急逝したのは夏目漱石。 なんとなくだらーっと過ごしてもうすぐ社会人になって20年が過ぎてしまった。 あー…

診療所の近くの定食

相模原うまいもの そばもうまいですがひとまず定食をまとめます 田舎はまずいものがない気がします 千木良診療所近くのお昼 てんすいのポークジンジャー レストラン てんすいジャンル:洋食屋住所: 〒252-0183 神奈川県相模原市緑区吉野641-1 エリア: 相模…

今年の仕事納め

もうクリスマスも終わり、まだ年賀状に手をつけられないでいる年の瀬です。 そもそも瀬ってなんだ? と思っている私です。年末の一人在宅が気になっていますがまたなんとかなると思います。 2017年はどんな年だったか。相模原での2年目、診療所が移ることに…

総合性と専門性の狭間で

お前は何がやりたいんだ? と子供の頃から何度聞かれたことだろうか。 うーん、特にやりたいことないけど。 何でもやりたい方です。 主体性がないといえばそう。 医師になってもそれは言われる。 何か専門を持った方がいい。 打ち込めるものがあった方がいい…

田舎医者が足りない

医師にとって、都市部で働くのか田舎での医療を選択するのかは、多くの人が迫られる命題です。 私は超田舎で生まれ育ったせいで田舎暮らしの大変さをわかっているつもりなのですが、一周回って、現在はやや田舎と呼ばれるところで仕事をしています。 田舎は…

問いを共有する

エンパブリックのワークショップに参加して、改めて問いを共有するということを考えてみた。 例えば、総合診療専門医が制度化されたのに、いろいろと条件付きで、中には条件を満たしていても施設認定から落とされるなんて事態が起こっている。既存団体の圧力…

診療所でのweb振り返り

今日、自分の所属する市立診療所の所長3人で診療のふりかえりを行いました。方法はテレビ会議です。診療所は20分ぐらいの距離にありますが、会議や休診の枠がなく、集まってカンファレンスをする時間がとれません。よってお昼の時間をつかいました。 考え…

戦うか戦わないか

最近はー、ふつうに仕事しています。 インフルエンザワクチンの時期でもあるので、結構な数を打っていたり、1歳時健診で沢山予防接種をしたり、注射の日々を過ごしています。そのほかは概ね変わらずといった感じで。 週一回の大学勤務は、午前中は在宅支援セ…

いらないくすり

頸動脈肥厚に対する抗血小板剤頸動脈エコー後に処方されることが多い。怪我すると大変。 認知症物忘れがあるから薬を飲むという単純回路。かなり軽度の方も飲まされている。効果のほどは副作用の方が目立つ。 高尿酸血症発作なし、アルコールなし、軽度腎機…

新しくない専門医制度

私が持っている家庭医療専門医は、諸外国でいう家庭医を認定する専門医です。学会が認定して、5年に一回試験とポートフォリオ(診療実績みたいなもの)を提出して更新します。初めの試験には実技試験があるのてきちんとした評価がわりとされていると思います…

診療所での情報検索

今日は情報検索をどうしているかについて書きたいと思います。 研修医のころ(18年前ぐらい)はどうしていたかと考えると、 ハリソンかセシルを買い込んで医局の机に並べ、 わからないことがあるとまずそれを引き、 でも、だいたいのことはワシントンマニュ…

診療所の抗生剤の使い方

ふと思いついて書いてみます。 診療所で抗生剤が必要になる場面は、 実はあまりありません。 多いのは膀胱炎です。 なぜか採用薬には第一も第二もセフェムがないため、困ってしまったのですがなんとかST合剤を手に入れて使っています。 あと、必要なのはペニ…

大学の診療所で働く

私は平成28年度から北里総合診療に所属し、神奈川と東京の狭間あたりでウゴウゴしているわけですが、その辺りを書いてみたいと思います。ほぼ宣伝ですが、一人でも興味を持ってくれる人がいれば嬉しいです。 場所は相模原市の緑区といいます。八王子の西、横…

医者のしごとを全うする

医者になったからには 最後まで医者でいなくてはいけない 最近、お気に入りの 医の知の羅針盤 良医であるためのヒント から考えることです。 ライフシフトを考えてみたりして65歳まであと20年ぐらい、まだあるなーという気持ちもしているのですが 医者として…

医者のライフシフト

今度の9月3日に行うイベントでのテーマ「ライフシフト」を読んでみた。 LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 作者: リンダグラットン,アンドリュースコット,池村千秋 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2016/10/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (15…

65歳は健康なのかアンケート

私が関わっている荒川での地域活動 ホーム - あらかわまる福プロジェクト において 65歳前後の方のアンケートを行っています。 60歳というと定年する年齢、まだ若いという印象ですが、そこから5年延長して嘱託で働き、65歳を迎えると高齢者という括りになり…

研究が進まない

3年前に入った臨床医向けの研究者養成プログラムがもうすぐ終わります。やばいです。 おしりに火がついた状態の中、なかなか時間が取れない。いや、やる気が上がってこない! ちょっと前に在宅の学会に行かせてもらったのですが、いつもより集中的に口演発表…

難病とマル障

例えば、寝たきりで在宅にいる患者が指定難病であるとする。 こういう方の医療費はどうなるか。 身体障害者手帳を持っていれば1.2級の場合、医療費はかからない。 しかし、指定難病の申請をすると、医療費についての事細かな書類が要求されるみたい。 こうい…

ポートフォリオワーク

1日あけて僕の一週間は始まる 火曜日は診療所 たくさん患者さんが来る 水曜日は大学 医者だけで動く日 木曜日はまた診療所 近くの小児科が休むので子どもが多い 少し疲れが来た 金曜日はもう一つの診療所 田舎で気持ちがいい 馴染みの患者さんと話すのがよい…

ひろしまのクリニック

先日、あるクリニックを訪問しました。 中は緑を基調とした明るい雰囲気で、診察室は授乳もできる広い設計でした。 いわゆる、患者さんが診察室で待つタイプで、医者が後から入るという先進的なもの。 上の階は病棟になっていて、在宅のバックベッド専用!予…

専門医じゃないとだめだ

家庭医療専門医として、総合診療専門医の指導医として 今回の専門医制度改革の目玉は、学会主導からの脱却であったと思う。各々の学会の認定から第三者機関へ評価認定に移行するという作業のはずだった。 質を良くする方向で進んでいくはずが、いつの間にか…

学会リフレクション

ひとまず疲れたーって感じが学会終わった後のいつもの状態。非日常から引き戻される、祭りのあとの寂寥感。 そして、いつもどおり自分は何もできていないという劣等感に襲われる。学会に貢献できてないなんて思っている人はいないだろうか。一部のスーパージ…