まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

医療

書類書き

この仕事何が大変なんだろうと考えてみるが、お風呂の中でもトイレの中でも熟慮してみるが思いつかない。やっぱり書類だろと考えるが、残業するほど溜まっていないし、書くのが難しいのなんて難病のくらいしかないし。月一の訪問看護書類も半日もあれば終わ…

医療崩壊と義援金

まちの病院がなくなる!?―地域医療の崩壊と再生作者: 伊関友伸出版社/メーカー: 時事通信出版局発売日: 2007/12メディア: 単行本購入: 11人 クリック: 78回この商品を含むブログ (15件) を見る義援金の配分がうまくいっていないと聞く。たくさん日本赤十字社…

ことしの

これからの日本のために 「シェア」の話をしよう作者: 三浦展出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2011/02/24メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 119回この商品を含むブログ (14件) を見る診療所の来年の年度計画を考えている4月。昨年から…

医療を語るとき

すこし乗り遅れているのだけれど、いまさら街場のメディア論 (光文社新書)作者: 内田樹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/08/17メディア: 新書購入: 37人 クリック: 520回この商品を含むブログ (190件) を見るを読む。岩田先生と対談してたのも知っていた…

チームハックス

チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術作者: 大橋悦夫,佐々木正悟出版社/メーカー: 日本実業出版社発売日: 2007/07/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 71回この商品を含むブログ (111件) を見るひさしぶりに読み返して…

世間に流されていてはだめ

BRUTUSの特集、真似のできない仕事術を読む。考えてはいるけれど実行できない仕事上のノウハウがたくさん。この仕事をしていて気がつくのは、働く人の不機嫌さが放置されているところ。ニコニコ笑って患者さんを迎える、なんて簡単なことができない。医療福…

その道で一番のものがさらに売れる

やるべきことが見えてくる研究者の仕事術―プロフェッショナル根性論作者: 島岡要出版社/メーカー: 羊土社発売日: 2009/08/01メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 125回この商品を含むブログ (76件) を見るレジデントノートの羊土社が出している実験医学に連…

これでほんとに委員会

やしきたかじんではないが、こういいたくなる。こんなんで委員会!北野誠カムバック!! 4/23に開かれた医道審議会、またも不可思議な議論の応酬でこんなんで医師研修の未来が決まるんだなあと思ったら悲しくなった。忙しく毎日研修医と戯れている指導医たち…

評価なき改悪

今回の見直しは、前の制度に戻せば大学病院に研修医がもどるという考えの元に作られた案です。3000人以上年間入院か必要なのも300床での試算から作られました。小さい病院に集まってしまった研修医をかき集めばいいという安直な考えと自民党の政治的圧力によ…

医療人類学

ハヤ引きして、慶応大学の文化人類学シンポへ出席。文化人類学と文化精神医学の接点、医療人類学とは?という初めて聞くようなテーマの場所に足を踏み入れた。慶応は三田、田町からの飲屋街を抜けて、新しい門構えのセミナー室で聞き入る。 医療とは、人間と…

カリキュラム開発

カリキュラムをつくる。 これはすごく難しいことだと思う。 例えば、内科3ヶ月ローテートの内容をどういうふうに教えるかを 綿密に決めないと行けない。 3ヶ月経ったらどういうことができるようになるか、 研修医に最初に提示したい。しかし、3ヶ月で何が…

コムスンへ怒る

しかし、しかし、 虚偽の報告をした上に、 子会社に事業を付け替えようとしたり(しかも計画的に) 自主的に廃業してみたり。 こういうことが福祉業界で行われていいのでしょうか。 一番の問題は、ゆるーい福祉行政が問題だと思う。 この国の問題意識のなさ…

医者のキャリア

日経の医学雑誌がU35の医師について特集しているのを読んだ。 35歳までにどういうキャリアを積んだらいいか、まるでリクルートの 情報誌を読んでいるような感じでかかれていた。留学するにはどうしたらいいか、 どうしたら開業に有利か、 やっぱり博士号は…

指導するって

長年指導医をやっていますが 指導になれてない先生ってまだまだ多いんだなーって わかった おれについてこい! せなかをみろ! 的な それでもついていくような ふるーい研修医って もういないんですよね なんかさびしいけど 講習とかうけて 目覚めて帰って行…

なんとなく

医師と看護師、永遠のパートナーといえるか、それとも、 永遠に分かり合えない同士なのか?まったく後輩を指導する気のない看護師。どうにも毎日自分のヒステリーを振りまくだけの看護師。患者のあごひげを触って気持ちイーとかいってる新人。あー、こんなや…

なんでもみます

プライマリケア関連の学会が集まって行ったワークショップにでる。 ジェネラリストになりたいという医師たちがこぞって参加し、 どういう医師になりたいのかを議論し合ったのだが、 私はなんでもみます、相談にのります、一緒に考えますというような スタン…

わからないこと

難病とたたかうというテレビを見る。 かわいそうと思うより、がんばってるなーと思った。 テレビ的な演出はあるかもしれないけれど、 なにかみんな前向きだなと見える。 医者はそれに答えているだろうか。 医者のひとりとして、そんなに期待できるだろうかと…

診療技術

腹部所見で腹膜刺激症状と筋性防御がはっきりしている場合、急性腹症である 可能性が高いから、迅速に検査をして、外科送りにしなければならない。突然の腹痛で発症、仕事をしている最中だったが、 我慢できず、救急車を呼ぶ。かかりつけの病院はいっぱいで…

指導医と言う立場

研修医が世に毎年沢山出て行く背景には、それを支えている指導医の存在が大きい。 かくいう私も、そうやって指導医をやってきた輩であるが、 これほど不安定な中間管理職もないのではと常々思う。朝早くから研修医の先回りをして回診し、 つたないプレゼンを…

研修医はどこへいったのか

大学から市中病院へ研修医が消え、やっと楽になったと思っていた医者たちに雑用が戻ってきたらしい。雑用がなく、症例も経験できる一般病院はモチベーションも保て、専門医資格も取れて、実力もつくから、みんないつくのだろうか。そのまま残る、あるいは違…

当直

なんとはなしにまた当直。週2回は結構しんどい。 午前は外来、いろいろとあったが一番は食道カンジダのおじいさま。糖尿の薬を放棄したまま、ずーっと通っていないとのこと。その病院はやく行きなさい。といって帰した。違う病院の方がいいからというふうに…

総合内科レジデント

午前 回診、病棟の検査だし。そのあとは少し余裕あり。お昼はF先生と歓談。午後 外来、5分でまわす外来はつらい。ほとんど話す時間もなく、予約とって終わりぐらいの話。夕方は指導医会、いろいろ決める。これまで手を付けていなかったレジデントのことにつ…

ぐりぐり

午前 健康診断、なんとなく気持ちよく仕事をする、夏休み明け2日だからか。午後 回診。会議。会議。それなりに収穫あり。しかし、難しいのは人材育成だなとつくづく思う。最初のステップが最も大事だ。RIMEモデルというのがあるが、ReporterからInterpreter…

質問できますか

指導医に質問するのがこわい、あるいは、質問しづらいと思っている研修医が多いらしい。「せ、先生、これの結果なんですけど」、「ちょっと聞いてもいいですかー?」なんていおうもんなら、教科書にかいてあるー!と一喝して自分の仕事にもどる輩が多いよう…

血液培養って

どうやってとったらいいんだろう。 イソジンをつかうか、アルコール綿でいいのか、 それとも、針は換えたほうがいいのか、 みんなこんなにせっせと2セットとっているのでしょうか? と思いながらせっせととります、馬鹿の一つ覚えのように。 日本で一部しか…

総合診療医から始める

なにかサブスペシャリティーを持っていないといけない、と言われたら、じゃあ、私はスペシャリティーを持たないよっていう人も出てくると思う。何にでも対応したい、でも、一つにのめり込んでしまうとどうもいけない気がして、総合診療医というのになりたい…

ソニックシティーではまる

2日間じょくそう学会だった。看護師がたくさんの学会、実際に処置しているからまあたくさんいるのだろう。ラップ療法を信ずる私は、よるのプロジェクトXが目当て。それ以外はうーん、まあ参考程度で。会場でも入りが多かったのはやっぱりウェットドレッシ…