まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

タイムマネージメント

病棟の勉強会の時間を使って、タイムマネージメントの講義をしてみた。この前書いた文章をそのまま使った訳だが、看護師の時間の使い方というのにすこし踏み込んでみようと思ったのだ。医師と一緒で患者対応に割かれる時間が多く、自分の思うように時間を使えていないかなと思ったが、そうでもなさそうだった。ある程度経験がいった人はやはりメモを駆使して、どの仕事から片付けるべきかを的確に判断しているし、若い看護師もそれなりに努力しているようである。医師よりも決まった業務が多いせいか、仕事が矢のように降ってきてもどうにかこなす技術はすでにあるらしい。医師の場合はとくに研修医時代など、なんとなくだらだらと病棟にいて、サマリーやったりカルテとにらめっこしたりでなかなか帰れない日が続いた気がする。どちらの職種でもじゃあ本当に重要な領域(第2領域)をやる時間というのがあるかと言えば、業務内には求められないなあと思う。しかたないか?