初期研修の見直しが無尽蔵に行われようとしている。これまでの制度の評価を全くせずに、元の制度に戻そうとする政治的圧力から行われる改悪である。パブリックコメントを募集しているものの、４月中には締め切られ、６月から新しい制度が始まることが決まっている、なんだか物悲しい雰囲気である。
もう話にならないので、もうひとつの会議である医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医（医師後期臨床研修制度）のあり方に関する研究班が作成した骨子案のほうにどうしても目がいく。
研究紹介 << 医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医（医師後期臨床研修制度）のあり方に関する研究
すばらしいという意見が各所から出ているが確かにそのようである。こちらを本道にして、卒後臨床研修を経た医師教育をつくっていくのがよさそうだ。わたくしも一度会議に参加したが、いろいろな人の意見を聞いた上に、卒後臨床研修評価機関を諸外国同様につくるべきだという案を初めて提示した画期的案である。うう、これって、初期研修見直しと真っ向から対立するんじゃあない？？大丈夫か、それとも相手にならないのか。。これを応援して行こう、いろいろと画策しながらももう４月である。当院は研修医全員合格、めでたいことである。
