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まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

かきあぐねています

書きあぐねている人のための小説入門
うーん、いってしまえばこのタイトルどおりであるのだが、なんとなく認めたくなくて、ずっと本棚にしまいこんでいた本。保坂和志がいう小説というもの(?)がなんとなく作為的、意図的にに生まれるもののようなイメージでいたから、この本を読むのもあまり気が進まずにいた。それでいて、ほかの本、たとえば、時間管理が出来る!とか、人生の目標はこうやって決める!みたいなものはそれなりに読んでいた。どうしてだろう、そちらの方が即効だからか、仕事との関連から、かもしれん。医者はどちらかといえば常に結果が求められる。人当たりがよくとも、やぶじゃあしかたない。仕事を効率よくやるというのが命題であったりする。それほど厳しい世界なのだよ、と人は言う。
であるけれど、久しぶりにこの本をよむ機会が生じ(つまり電車通勤で時間が出来た)、あれ、こんなこと書いてあった?という印象で、いままさに読んでいる。

直感で感じろ!

とか

テクニックなんてない!

とか、私の保坂和志のイメージとはかけ離れた方法で小説を書いているというのがわかりつつある。これは医者の、まさに私が目指す方向と一致している。なんというか、職人気質というか、たとえば、金型の職人さんがそのテクニックを本にして売れまくる、なんていうような伝承の仕方はない、というように、暗黙知がずーっと仕事上大事にされつづけるということである。これを、形式知にすることができれば、あの大先生の治療が僕にも出来る!!と思ってしまうが、実際はそうではない。
ある程度運もあるし、人徳とかそういうものも関係してくる複雑なものナノだと思う。
とりあえず、読了を目指す。