まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

会議の方法

こういう話である。上司が新しい事業を始めるにあたってみんなの意見を聞きたい、と突然に全員を集めた。みなさん、夢を語りたまえ、みたいにしてだらだらと議論がつづいたが、結局それぞれいいたいことをいっただけ、なんにも収穫なしという状況になった。そのとき、自分は、なんとなく自分の意見が言えて、充実感があったから、まあそれなりに会議は成功かな、とほくそえんでいたのだ。しかし、はいと手を挙げた後輩が、

「いい話が出来たとは思うんですが、やっぱり会議というのは、書記がしっかりといなければだめだし、事前に分析されたデータがあるべきだし、ホワイトボードとか使って司会も決めて、ポケベルをきっておくべきだと思います:」

それに賛同する後輩、数名、そうだそうだ。そのとおりです、と。ううん、確かに、そうなんだ、そうなんだけどさあ、、せっかく上司もよろこんでるしいいんじゃないのー、こんなもんで、次はうまくやるからさー、と妥協している私がいた。

あれ、こいつ、ちょっとまえの俺そのものだな?

焦って、

すごい会議?短期間で会社が劇的に変わる!

すごい会議?短期間で会社が劇的に変わる!

を導入しようとしたけど、うまくいかずちくしょーっって思ってたら、実は幹部会議で別の議論がされていて、会議が開けない状況だった。なんていう、つまりネゴシエーションが足りない状況だったというオチ。ま、そりゃね、こういう会議やりましょうって言えるのが一番なんだけど。というわけでなんとなくもやもやしたので書きました。おやすみなさい。