まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

5月終了

さまざまなことがあった5月がやっと終わる。
1Q84 BOOK 1も出ましたね。史上最高の売れ行きとのこと、混迷する世界で確かなものを求めているのかな、それがこの本かはわかりませんが。
当病院の研修は淡々と進んでいます。研修医はぐったり疲れながらも着々とcommon diseaseを経験しています。pancreatitisからaspiration pneumonia、compression fracturesにdiabetes mellitusとどこにもまねできないです。カオスです。ここで研修をすることは初期研修にとっては非常に意義深いものになります。チームビルディングを学びながら、振り返りの文化を肌身で感じ、quality improvementが常に必要な未完成な現場に身を置くわけです。もちろん頭は混乱し、malabsorptionになり、とんちも働かず、ストレスが多少たまるけれど、それもいい栄養になります。なんとか「サポート」の体制を上がとって行ければ、すばらしく成長できると思っています。そういう5月でした。
最近感じているのは「勉強」の大切さ、多少モチベーションを失いがちで、忙しさに愚痴しか出なくなりますが、それよりもなによりも向上して行く姿勢をキープすることが生きることなのだと思います。竹中教授のマトリクス勉強法は受験勉強に近いですが、いろいろがんばるにはいいアドバイスをくれる本です。
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記憶勉強、趣味勉強、仕事勉強、人生勉強と4つのマトリクスに分けて、前の2つは比較的ゴールのはっきりしたもの、後者2つはずっと続けるべきものと分けています。たとえば、TOEICを受けるというのは記憶勉強、ギターが弾けるようになるのは趣味勉強、仕事勉強は一生続く医者の勉強、人生勉強はうーん哲学書読んだり、旅行したりということでしょうか?それぞれをきわめていくのが日々やるべきことです。我々にとってワークライフバランスとは、9時5時の間にどれだけ能率よく仕事をして、その他を別のことに当てられるかというきわめて当たり前のことのようです。