まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

気がつかなかったこと

3月忙しかったー。先週既に買っていた本を少しだけ読んだ。

アンダーグラウンド (講談社文庫)

アンダーグラウンド (講談社文庫)

1999年に出版されている。自分が医者になった年だ。他の著作はすべてに近いぐらい読んでいたのに、ノンフィクションのこの本だけは気が進まなかった。流行作家の趣味で書いた本という認識だったのかもしれない。当事者と傍観者がいて、現場から道路一つ隔てたらそこは別の世界、見えていても関係がないように思える。

仕事をするからには人に役立つことをしよう。

インドの製品を買ったら、そこにかかわる50人を想像する。一人の患者をみたら、その家族や地域の人を思い浮かべる。
多分、この本で善悪をとらえようとしたのではないのだ。もうすこしよみすすめて考えてみよう。