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まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

結局ジェネラリストが足りない

ホスピタリストが注目されそうでされない微妙な位置にある気がしてならない。9時5時で病棟の患者だけみてライフワークバランスを保てるとか、開業医が病棟管理しなくていいから分業ができていいとか、アメリカではもう2万人もいて医療の質を上げたとか上げないとか。私もジェネラリストの端くれである。私の心の中の年表では、

総合診療創世記(約10年前ぐらい)〜家庭医療ブーム(8年前)〜やっぱり総合内科やん〜それより医学教育を勉強したい〜研究もしてみる〜でも家庭医療再び。

という感じで来ていて、ジェネラリスト的な年表で生きている(某内科系学会はやめた)。それなりにアイデンティティも固まって来たところである。
初期研修医の頃と指導医になってからは、総合内科ならグラム染色ができるのがいっちょまえだと思っていて、青木先生の感染症マニュアルと熱病を読んでわかった気になった3年目。結局ロセフィンかい!って思いつつ、メロペネムぶっぱなす医者を軽蔑しながら、ニュー季の論使いまくる、本当にこれでいいのか?と自問自答する日々。しかし、抗生物質ばっかりに傾倒するのは毛嫌いしていた訳です。そういってもバクタはあんまり使わないし、周りともうまくやらなきゃ行けないからペニシリン銃弾爆撃で看護師さんをいぢめるわけにもいかないわけです。だったら、いい抗生物質つかって、早く直してあげた方がいいんじゃないだろうか〜と。多少の耐性菌は目をつぶってもね。ESBLとかよくわかんないけれど。結局、グラム染色のメッカにいったけれど、一番よくできたのは検査技師さんだったし。
結局、ホスピタリスト的な医者を増やすのが、アメリカを追随して在院日数を減らしている日本の行く末なのかなあという気もしてて。それじゃあ、小泉竹中改革と同じ、普天間基地問題だって解決しやしない。家庭医はどんどん魅力的にすすんでいくけれど、病院内科の方は先細りの要で悲しいなあ。ホスピタリストたりうるのは本来総合内科医なのだろうが、いまの日本では絶滅危惧種である。ふつーの内科医の皆さんがそれをやるかどうか。ホスピタリストありきではない、日本的内科医のプライドを見せたらいいのに、日本内か学会様。そうでなければ、各地の市立病院の存続問題が政治的道具に使われたりしなくなるのでは?

病院勤務医の技術 ホスピタリスト養成講座

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