まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

病院で家庭医(その1)

病院で家庭医の研修を始める、というのを言い出したとき、真っ向から反対したのは確か外科医だった。
そんなものがたくさん出てきても、病院としては困る、もっときちんと出来る医者が、もっとちゃんと相談できる専門医が病院にはいないと困る。
結局、病院にも家庭医が必要だと思っていたが、病院で生きるには何かができないと駄目だった。
挿せるか、採れるか、管を操れない医者は認められなかった。
そんな医者は病院では肩身が狭い。
病棟での家庭医的スキルを言語化しなければならない、とずっと思い続けてきた10年だった(つづく)