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まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

脂質異常の夜

脂質異常について調べているのでそれをメモ。2006年に日本で発表されたランダム化比較試験MEGAstudyから始めてみる。
P:心血管疾患のない高コレステロール血症220-270mg/dlの患者
E:プラバスタチンを内服すると
C:食事療法のみに比べて
O: 冠動脈疾患の発症は少ないか
結果は冠動脈疾患が1000人年あたり5.0人が3.3人に減る。つまり、100人心筋梗塞になるのが67人に減るということらしい。人年とは1人の対象者を1年観察した際の観察期間を言う。自分が診ている患者に一番近い感じがするので、このまま信じるとスタチンはぜひとも飲んだほうがいいということになる。批判的吟味をしなければ。
⇒どうやら眉唾らしい。製薬会社主導の研究、厳密にはRCTではない、糖尿病合併患者が多い、いささか恣意的。。など。

次に動脈硬化ガイドライン2007年版*1

  1. LDL 140mg/dl以上
  2. HDL 40mg/dl以下
  3. TG 150mg/dl以上

冠動脈疾患の既往があれば2次予防、100未満を目指す。低リスク(0)の場合は 160未満、中リスク(1-2)は140未満、高リスク(3)は120未満。リスクは、加齢、高血圧、糖尿病(耐糖能異常 を含む)、喫煙、冠動脈疾患の家族歴、低 HDL-C血症40未満である。糖尿病、脳梗 塞や閉塞性動脈硬化症をすでに発症している場合は高リスク群)に分類する。高リスク群は薬物治療を考慮、か。今のところはただの数字にしか見えない。
つづく。

*1:この診断基準は薬物療法の開始基準を示しているものではない。薬物療法については他の因子も勘案して判断されるべきものである