まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

サイボウズLiveの今

サイボウズLiveを導入してもうどのくらいになるだろう。日付を見てみると、昨年の9月25日とある。もう1年も使ってるんだ〜ゲリラ的に使い始めたのに、わりと使えている。なにかTipsとなるようなものをまとめてみる。

  1. 全部無料なこと 医療機関でITにお金をかけられるところは一部だし、そもそも担当者をおくことも難しい。医者が片手間でつくるSNSだから、まずは無料で始められることはすごくいい。その割に機能が多い。
  2. クローズド グループは招待した人にしか見られず、他の人はグループの存在すら知られない。サイボウズのサーバーにデータが置かれるわけでセキュリティも悪くない。実際に往診患者ごとのグループを作って活用されている先生も多い。
  3. 携帯で使える PCが使えない職員がすごく多いのは古い病院、診療所の特徴かも。とくに肉体派の仕事の人はだめ。携帯でも登録できるというのは稀なる利点。
  4. いいね!が押せる これは途中での改善だったが「いいね!」ボタンが追加され、Facebookのような使い方ができる。読んだという意思表示として使うと便利だ。

現在の使用状況

  • 全体グループ 1 職員全員で使っていたが、問題として、携帯を持っていない人がいる(!)、新着メール通知がうるさい、ということがあり、飲み会通知などにしか使わなくなった。それでもすぐに何かを伝える手段としては至極便利。メールみましたよとすぐ言われる。
  • 管理グループ 1 管理メンバーのグループを後から作ったが、これが一番目的に合っているようだ。Todolistを使って、会議内容を書き留めておけば忘れることがないし、他のメンバーが教えてくれることもある。
  • プロジェクトグループ たくさん それぞれ「〜〜教育」とか「質改善」などのグループを立ち上げたがそれほど使われていない。ファイルをアップしておくところと割り切る手もある。googleよりもワードファイルなどがそのままアップできる。やはりMSOfficeが基本。

改善して欲しいところ

  1. iCalとの連携 スケジュールをサイボウズに突っ込み始めたが、iPhoneでいうとできれば標準カレンダーと連携したい。まだgoogleとも同期できていないので実現しないかも。
  2. チャット機能など 選択肢としてチャットワークも候補に上がったが、あちらのほうがチャットで仕事ができるのでデスクワークには向いている。サイボウズが無料なため結局はこっちに軍配が上がった。

メールでの情報共有が読んだ、読まないでまどろっこしくなりつつあるが、Facebookサイボウズも同じワンストップでいろいろな情報が集まることが重要。以前よりコミュニケーションがしやすくなった感があるがまだまだ活用しきれていない。ここに含まれない人をどう取り込んでいくか、本格的に使用するための交渉などが課題となっている。