まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

ライフワークバランス

2年前に診療所に異動したのだけど生活はどう変わったのかのまとめ。

病院時代
7:30 自分の患者の回診
8:00 研修医回診 

9:00 予約外来
13:00 昼食+昼の勉強会
14:00 病棟業務
16:30 研修医回診
17:00 病棟カンファラン
18:00 残務、カルテ書き、研修医とディスカッション
20:00 帰宅

診療所
9:00 外来
12:30 昼食
13:30 カンファラン
14:00 往診
16:30 書類整理
17:00 退勤
朝と帰りに保育園のお迎えがあるため8:00発18:00帰宅

病院勤務の場合、これに平日1回の当直、月2回は土日当直があります。一番違うのは帰宅時間。子どものお迎えのために18時までには必ず帰らないといけない。病院では夕方から20時ぐらいはゆっくりカルテを書いたり調べ物をするような時間で研修医と触れ合うのもこの時間でしたから。気づいてみれば病院時代の日中は常に動きまわっており、そうでないと到底20時前に帰ることはできなかったんですね。緊急入院、処置、検査、面談、カンファランスと業務だけでもたくさん。これに学習会や自主活動などを入れる余裕もない。当直の時間を利用して書類をやらないと仕事はどんどんたまる一方です。
診療所ではどうかというと、書類は割と多いが退院サマリーがない分、精神的余裕はあると思います。治療に難渋する病気と毎日悶々と格闘することは病棟医の一番のストレスでなんとなく人を暗くさせるのかもしれませんね。しかし、一人所長にかかる書類作成、健診読影の負担はまた違ったストレスになっていて。。代わりがいない不安と行き場のない感は世間の開業医の皆様が日々感じられていることなのかもなあと思う毎日です。