まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

統計疫学御成門

土曜日は統計学の講義に出ていた。後ろのやつが携帯を堂々と使うのにはああ大学とはこういう常識の無いところかと。。ああ、別にもう話すことが無いからもう家族には帰ってもらっていいのに、とかいってて、どの面して医者してんだかと心の中で思う。お前のために医療があるんじゃないぞ、若者よ。

統計学、非常に興味ぶかい。というより、これまでやらなきゃいけなかったのに素通りしてきたことなのだ。英会話、ブログ、統計学。標準偏差と分散がt-検定して95%信頼区間に入っていればp<0.05で棄却できると、、もう分け分からない。とにかく理系頭ではない私。

家庭医だ、とか言って毎日仕事をしていると、例えばがんの最新の治療を勉強する機会にやや恵まれないところがある。それほど興味の無いことはそれほど勉強しない。だからといって古い知識でいては第一線の医者はできない。どうやって勉強しているんですか?と聞かれそうなものだが、それほどシステマティックでもない。だめだな〜幅広く苦手分野をなくす努力ができなければ家庭医は続けられない。なんとかして勉強する。

統計勉強してなにしようか。疫学でもいい。コホートスタディをやってちょっと人類の役に立ってみようかとも思う。PBRNという在野の研究ネットワークもここにはある。なにか周りの人の役に立つようなデーターを出してみたいような、そうでもないような。キャリアって必ずしも役に立たなくてもいいんじゃないかと最近思ってるところで。いろいろ出した頃には60過ぎ、娘も成人して、お父さんローン返すまでがんばってね、とかいう末路なんだし。いまが全力。それでいい。