まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

コミュカレ準備

今日はコミュカレの日。ということですこしまとめ。

コミュニティをネットワーク化するというお題に挑戦している我が班。区内のイベントサークルをまとめてなにかハブ的なものをつくりたいという構想が持ち上がっている。確かに日常生活しているだけではその中身は見えないし、グループの人にしかわからない。

病院で考えてみる。医師部、看護部はそれぞれ独立して動いているため、お互いにはほとんど関知していないようだ。とくにキャリア面についてはそうなっている。個人的なアドバイスというようなものはあるのだろう。ポートフォリオが医師、看護師両方に導入されつつあるが、実は看護では前々からやられて来ていた月報とか研修ファイルなどがすでにあって、それの活用ができれば新しい概念はいらない。つまりは根底に流れる考え方が違うから。

医師としては看護の教育に口を出そうにもそうはできない事情がある。多分、もうすこしフラットに職種を超えて話し合えることを希望している。職種の壁を卑下することなく、どっちにも口を出せるようになればいいのに。コミュニティを勉強していると仕事にも応用したくなる。

趣味でFacebookを多用している関係で、その辺について話せと青木君にいわれているが、どうしようか。確かにリアルコミュニケーションでもFacebookの効果は絶大である。まず友人が増える。友だちの友だちはうまくすると友達になれる。mixiとは違い実名なのは確実なのでうまくいく。うまい具合にリアルタイムで交流できる、iPhoneとかあるからね。さっきまで一緒にいた人がFacebookで返事をくれたりする。メールよりも断然楽。

でもFacebookは敷居が高い。個人のサービスである(マークザッカーバーグ)というのがひっかかる。といってももう世界標準だから気にしないけど。セキュリティは問題がある。診療所での一番の顧客である高齢者がFacebookを使いこなすのはまだみたことがない。医者だってちょっと前の方はメールすらチェックしない方々ばかり。町内の手話サークルとかががんがんにつかいこなしていたりするのかしら。

まずハブ化の一方法として提示してみる。ネットだけがすべてではない。リアルに足を使うことも町内なら十分できる。接触回数を増やせば自然と仲良くなれるのはコミュカレのあとの飲み会で実証済みだし。それで行ってみる。

最低限の公開してはいけない情報をのぞいてオープンにすることで、職場もサークルも一気に親密感が増す。そういうことをやっちゃってコミュニティ的に変革していくということかと思う。それは診療所に来てくれる人を増やすことにもつながるのかもしれないな。