まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

マーケティング

今日は病院内コミュニテイの話をしに某スタジオへ。来るはずだった関係者は来れなかったけれど面白かった!

たまたま来ていた学生さんとマーケティングの話。顧客のデータをどう集めたらいいかが今後の勝負である。多くのデータをどうやって集めるか、どんなものが求められているかを探るにはどうしたら良いか。

私は医療者として話す、いや医者として話す。そんなものあったっけな、医療の世界で。儲け主義のクリニックが医療モールで頑張りましょ〜ぐらいしか見たことがない。

患者を顧客としてとらえてマーケティングをするなんて、誰が考えているのだろう。そんなのおかしい、そもそも非営利だろうに。

なんて医療関係者はだれも思っていない。赤字にはしていけない、外科や内視鏡やその他の技術を要する検査を多くやって、検査で黒字にしなければならないから。

でも、本当は違うのだ。そういうものをマーケティングと呼んではいけない。医療でのマーケティングは詳細な地域診断に基づくべきだと思う。できればカフェをそこかしこで開催して、ニーズを捉えたい。これは医療にかぎらず、すべての領域で。小さくカフェし続ける。

そんな前提に則って、いろんな話ができた。結局、医療の話はあんまりせず、人間の主体性がどうとか、可能性を伸ばすにはどうしたらいい?などと雑談を十二分にしてきた。

縁パブというフォーマット、とってもいい。広がりすぎるワールドカフェを収束に持っていく新しい方法。

明日の会議に活かしてみよう。テーマをもった雑談のファシリテートが病院を救うかもしれない。