まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

コミュニティに入る

土曜日はコミュニティカレッジの企画で朝から近所のウォークラリー。仲間がほとんど準備してくれたので、仕事前に顔出して申し訳ないぐらいだけど、いつも買っているお弁当屋のおばちゃんに問題を出題してもらったしよかったか。家庭医という名前はわりと知られていなかったのでややがっかり。それでも参加してくれた人が何人もいたのと、町の若者たちが手伝ってくれたので清々しかった。お昼に餃子屋で打ち上げしたのも最高だったな。

今日は娘と留守番だったわけだが、近所の神社のお神輿に何回も連れ出し、まさに地元民満喫。まだまだ知り合いがいないので、こどもを通しての楽しみだけれど、もっと長く住んでいればまた知り合いも増えるんだろうなあ。神社のおまつりにテキヤさんがいっぱい来ているのも昔懐かしくて良かった。大盛り焼きそばとかイカ焼きとか買って、熱い中散歩するのは非常に楽しいものである。

医者然として診察室からでなければこういう経験はできないから、やはり住んだところに馴染むということで地域がわかっていくのだろう。そういう点ではコミュニティカレッジに入ったというのはある意味すごく活動の幅を広げてくれたのだな。「医者」から「このへんに住む地域によく出てきていろいろやっている医者」には成れているはずだ。

やはり人のつながりが希薄になっているのは田舎も都会も同じだ。ひょいと近所で飲んだり出来る仲間が作れるということが必要だとみな思っている。

しかし、肝心の医師会活動などはまだそこまでできていないので、医者のチャネルで動いてはいないからそこはどうしたらいいのかという気がかりがこれから。撃沈することもあろうが、きっとそこにも参加することで見えるものもあるんだろうし。区の担当者と仲良くなるという方法も考えていたりして。

コミュニティを問いなおす―つながり・都市・日本社会の未来 (ちくま新書)

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今週末は福岡で学会。コミュニティの発表と小品の演題なので、何か出会った人と深い話が出来ればいい。みなさまお声かけしますのでよろしく。