まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

博多学会明太子

今回の学会は2つ発表を用意していった。

自分の診療から出た小さな疑問からの研究とここ数年やっているコミュニティについてのまとめ的ポスター。

ワークショップにも参加せず、とりあえず行こうとだけ決めた。

結果、おもしろかった。

夜は自分の病院を卒業した研修医(今は指導医)、今の研修医、職場の看護師ともつ鍋とラーメン。仲間で群れるのは普段嫌う方なのにいざ集まるとやっぱり話があうから、めっちゃたのしい。

ポスターを巡りながら、興味のあるあった家庭医療看護師の卵さん、コミュニティ関係の発表をしている全国の同士との出会い、久しぶりに会う同じような境遇の指導医たちと次々出会う。そういえば会いたかった人とあまり会えていない。

演題発表でも、自分の発表がどうしようもなく恥ずかしく見えるほど、しっかりした裏付けの発表をする全国の研究者たちの急激なレベルアップに驚愕する。

そして、英国家庭医について屈託なく話す研修後の先生、これが本物か。私達と同じように地域の事情を知って日々努力する姿が垣間見える。あれを目指すのがゴール?ではないだろう、私達がやることは自分できめるべきだ。

なんとなくそういうエナジーに満ちた人たちを嫉妬して鬱鬱としていたのだが、結局自分のスタンス次第なのだと学会後思い直している。

自分がやりたいと言わなければ何も始まらないのが大人の世界。いくら人に注目されたくても、みなそれぞれがそう思っているのだから満たされない。

そうだ、私もやりたいとかできるとかやりましょうとか、もっと言ってみよう。

それには実行あるのみ、PDCAを回すとか対話するとか。

すごいやつになんとか食らいついていく。

生きるとはそういうことかもしれない。