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まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

幸福度指標についての話

昨日はひょんなことから決まった会合で、荒川区の幸福度指標について聞くことになりました。幸福度?ってすこし思っていたので期待していました。

荒川区自治総合研究所(Research Institute for Local government by Arakawa City-RILAC) 

の方が来てくれました。

「あなたは今幸せですか」というような質問を区民に対して調査して、区民がどういったことで幸せを感じているかを分析し、それを政策に生かしていく

というのが幸福度指標をすすめている理由だということです。

結構幸福度調査ってやられているみたいです。英語ではWell-beingとかHappinessとかいう。ブータンの人が区に来たこともあります。

 

しかし、

  • GDPが上昇しても国民の生活満足度は向上していない
  • 社会指標の行政評価への活用はほとんど行われていない

んですね。

 

荒川区の幸福度指標はGross Arakawa Happinessといいます。結構大層な名前。

そもそも指標で幸福が表せるのか?という気がしてならないですし、こういった満足度調査的なものが政策のプライオリティの決定に利用されたという証拠はないそうです。これは患者満足度調査でも同じ気がします。

また、「快楽のトレッドミル」という言葉があり、一時的な幸福感や満足感を感じても、時間が経つとその状況に順応して元の状態に戻るそうです(Graham and Pettinato 2002)。あの時は幸福だったけど、今は違うとか。

 

しかし、幸福を感じるのに共通しているのは、社会や地域貢献をしている方で幸福と感じている割合が多いというデータが区の調査で出ています。

つまり、つながりがあるほうが幸福である。確かにFacebookの友達が増えるとなんか嬉しい。

それに加えて、健康であるというのが必ず上位に来るらしいです。

つまり、健康について地域で活動して社会貢献すれば、それは幸福につながる。

いいかもなあ。

 

これからこの研究所では、調査を開始して(まだやっていなかった)、そのデータを分析、課題の把握を行い、共有し、政策立案に活かしたいというお話でした。

この共有をどうやるかが課題というのが皆の意見でしたが、せっかくある「荒川コミュニティカレッジ」というリソースをもっと活用すべきという意見で一致しました。

今後行政を巻き込んだイベントなどに展開するといいですね。