まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

とりあえず教育について書く

なんだかアウトプットする気が起きないが、先週について書いてみる。

写真は実は行ったことの無い山女(餃子です)

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1週間で3回も3歳の娘とふたりで夕ご飯を共にする、という結構ハードな週だったわけだが、そんななかでも木曜日には出張までこなした。

昔、大学時代を過ごした某県庁所在地へ。

一応初期研修医と後期研修医の様子を見に行くというミッションを持っていた訳です。

で、一般的にどうしたらいいかを指摘してみたのですが、

 

後期研修医に教えたこと

  • 初期研修医との時間をどう取るか、自分自身が外来を持っていたりすると時間が取れない、そのなかでも朝の時間に簡単でも話をする
  • 振り返りを行うこと、最低週1回
  • 受け持ち患者を一緒に診るようにすること。つまり、同じ患者を共有して、受け持ち患者を倍増させる(これは沖縄中部本村先生の教え)

初期研修医に教えたこと(2ヶ月目)

  • プレゼンテーションは短く、リズムを持って行うこと
  • よく売れているマニュアルを賢く使うこと
  • 抗生物質や糖尿病の頻用薬はよく勉強しておくこと
  • プロブレムリストは入れ替えるものだということ

これについて考えていて、やっぱり普遍的だなと思いました。

研修医の教育はその時期が大事で、適切なタイミングで適切な量を教える、あるいは経験させることで最大限の効果が得られる。

何もわからないのに応用問題を教えても、時間ばかりかかってしまう。

教える人が教授ではだめで、少し上の兄貴分が教えた方が効果が高い。

 

こういうことを広げるのも、距離を縮めることなんでしょうね。

田舎の病院に総合内科医として赴任して広めていくという仕事もおもしろいかもしれないです。実際、総合的な教育をする人は足りていない。

HANDSのさらにPractical版みたいなものが必要なんでしょうね。

では。