まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

事実を伝える

今週のお題「七夕」

昨晩夕立が来まして、ちょっと待っていたら、虹が出ていました。

うちの娘に見せたら大喜び!人生初の虹?

 

さて、津田さんと池上さんの対談本を読んでひとことの時間。

 

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『メディアの仕組み』出版記念トークイベント 池上彰×津田大介

 

 

池上さんのNHK時代の話が面白くて、NHKと民放の比較が興味深い。

基本、報道に慎重できっちりしているのNHK。

民放も、スポンサーに振り回されている訳でもなく、単に取材力の問題だと。

いろいろと目立った主張するよりも事実をきちんと伝えていくのが私の役目という言葉がすごく共感。

 

事実をきっちりと出していくというのは、やり方としてまっとうだし、

津田さんがそれを追うというのもわかる気がする。

 

医者世界では…

本を書きまくっている人はどっちかというと鋭さを売り物にしている人が多く、

反体制風で主張が強くてかなり偏った意見ばかり。

読んでいて気持ちのいいものではない。

超できる人だって言うのはわかるんだけどリプライする気にはなれない(まあ、怖いだけですけど)

  

一方、

医療ジャーナリズムは、

ただの「家庭医学」だったり、

的外れな批判ばかり繰り返すエセジャーナリストに牛耳られていたり、

医者をやめてしまった人たちは訳の分からないエッセイばかり書いていたりして、

どうにもならない。

そうなると、

市井の臨床医として世に意見を出していく真っ当な方法は、

やはり論文とか研究でありましょうね。地道に出していくしか無い。あるいは何も言わない??

ただし、まともな言論ができる医療サイトというのもあってもいい気がします。

Mナントカとかじゃなく。