まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

今年を振り返る

今年の印象に残ったこと
秋山正子さんとの出会い
正確には昨年末ですが、何と無くピンときて何かと押しかけて勉強させてもらっています。なんというかバランス感覚が非常に絶妙でいらっしゃり、決して何人も批判せず、常に代替案を考えている実践家としてとてもとても尊敬申し上げています。秋山さんのようになりたい!と本気で思います。

診療所多職種ケアカンファレンス
これも4月ぐらいから開始したものですが、うちの看護師土井さんとファシリテーターの鈴木佳奈子さんのおかげでとてもいい場ができつつあります。早いこと自分は引いて行こうと思っていましたので、うまくいってます。岡山になんとか持っていきたいと思ってます。本家見え検の洗礼も早く受けたい。


あらかわカフェ
今年はやっとのことでコアメンバーを固め定例化し、こちらも草の根ヘルスプロモーションとして頑張っています。来年は同じ志の方と協同して、何かと社会を変える動きができたらいいなと夢想。医療用語をわかりやすく伝えるという最初のコンセプトをいよいよ出せそうな気がします。

その他
相変わらず難しいのは、病診連携と診療所運営。退院支援が普通の病院に降りるのはいつのことか。旧態依然とした体質の企業を変える秘策はあるのか。悩むだけ疲れます。何度も諦めています。どうしたらいいんだろうと思って、なあなあでいいかなとも思ったり。これもしつこくやらなきゃいけない課題です。少し広めに考えをシフトしようと考えています。地域ベースでやった方が正しいし。診療所のただの医者として仕事することはとても地味でして、論文も書かず、研修医も育てずして生き残ることの難しさは一応わかっているつもりです。地味な仕事に潤いを与えるような新しい仕事をして見たいものです。

昨日のPLANET忘年会で堀潤が言っていたように、一次情報に当たることをまずした方がいいというのは肝に銘じたいことです。2次資料を読んだだけ物を語ることのないプロにならなければいけない。それには時間と労力を惜しまずに働かなければならない。労働条件云々の前にやる事がやろうぜという当たり前の物言いです。ちょっと日曜出勤が続いたからって別に屁でもないじゃんかというあたりから出発しないと、これという物はできないのです。

と今年も罵詈雑言ばかりのプログでした。
今年もご愛読ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。