まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

地域で話すとまた…

診療所に来て6年間、地域でいろいろな話をしてきた。
家庭医が必要です、私は家庭医です。

そこで言われること

救急車を呼んだら、病院が見つからなかった。生協にも断られた。

健康だからどこにもかかっていない。医師に相談するなんて敷居が高い。

受診しないと病院に紹介してもらえないのか。病気になるまえに紹介してほしい。

??な話も多いが、それで終わらせるのももったいない。


一方、病院。
入院紹介の電話をかけると、何の入院かを事細かく聞かれる。
何で聞くのかと聞いてみると、入院が必要かを判断するためだという。
入院が必要だから、電話しているのだけど。
なんだか板挟み…

この辺のことを研究しようと思っていたこともあるが、なんだかしぼんでしまっている。
日々に忙殺されているせいか。

いい話もある。
健康すぎて悩んでいるなら、保健室に来ませんかというと、すこぶる受けがいい。

やはり、元気な年寄りが主な顧客である。
元気だけど、不安を抱えている。
元気だけど、夜中に病気になったらと日々眠れない。

今年もまた同じことを深くやりたい。
普通の家庭医として。

では〜。