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まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

地域病院のリクルート

病院は下町の住宅地にある。

地域からはかかりつけとして信頼されていて在宅にも力を入れて緩和ケアもある。
総合診療的にはシンボル的に研修をしてきたこの病院もやはり医者が不足している。
 
外来はほとんどがかかりつけでいくつもの病気を多重的にはもった高齢者が主体で、かつ大学病院にも通いやすいことから掛け持ちしている人も多い。
 
医者は場所を変える。何かから逃げているわけでもないだろうが、数年のタームで人は入れ替わる。それは研修であれ、留学であれ。
 
こういうところで働いてくれる人はどうやって生み出したらよいのだろう。大学を経てやってくる医者たちはどことなくここには合わないように思う。独特のシチュエーション、地域性、組織。
 
そうはいっても、いくら医者が減っても、その都度息を吹き返してきたのは何かその辺りの力が働いているのか、そのせいか変な医者ばかりという印象もある(半分ウソ)。
 
大学派遣もないので医者は自前で育てるしかなく、いい意味で均質な医師をつくれるのだけれど、外部からの異分子は排除される。というよりもっと都心部のペイのいいところでのうのうと働くことを望んでいる。
 
その潮目はどこにある?
 
病院統計をみれば小さい病院が全国の殆どをしめていて、専門医の育てられる教育施設など一握りしかないはずなのに。
 
医師の教育システムが医局からばらまく体制であるかぎり、都心の過疎のまちには医者がなかなかやってこない。地域医療で成功している場所はいずれも開拓者がむりやり切り開いたもので、到底真似できない。
 
ボトムアップの標準化、チェーン化、物真似。
 
そのときが来るまではじっと耐えるしかない?
 
ここにイノベーションがきたら?