まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

多職種・多機能連携の促進・阻害要因への対応

診療所内でも職種ごとの考え方が違い対立することがあります

それは自分たちの仕事ではない
仕事が増えるのはいや
いまやっている仕事で手一杯
彼らはそういいます
 
日々そういう悩みばかりなので
多職種連携がなぜうまくいかないかについて軽くググってみました
 
ヘルスケア分野における多職種・多機能連携の促進・阻害要因への対応
研究としてはこれまでの過去の事例を集めたもので、データ分析というわけではないようです。
 
連携を阻害する構造的要因の課題として
  • 異なる職種、異なる機能に属するメンバーは対立しやすい
  • 同質の職種では高い仕事の効率が得られる
などがあるようです。
 
一方、メリットもあり、
  • 問題に対する意思決定が容易になる
  • 多職種連携することで、実質的な経営資源が広がる
  • 個人的な非金銭的恩恵を受ける
言い換えれば
  • 幅広い知恵が得られ
  • 自院のマーケットを広げられる
  • 顔の見える関係、声のかけやすい関係が構築できる
ことでしょうか。
 
多職種連携での成功例が少ないとの記載もありました。
職種ごとの壁を乗り越えられない場合、あきらめて自分でやってしまおうという傾向になり、モチベーションの低下にもつながっています。
 
こうやって整理した文献を読むとどこでも同じだなと思います。
成功例といわれているところでさえ、かなりの課題を抱えているのが
現状でしょうから、忍耐とあくなき向上心でやっていくしかないようです。
 
では〜。