まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

地域包括ってなに?

地域包括支援センターの方のお話をお願いした回です。

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私が非常にお世話になっている地域の包括さんで、ぜひにと頼みました。
 
診療所に出て初めて知った包括ですが、地域のよろず相談を一手に引き受けていて頼りになる方々です。最近はみまもりステーションも併設されていて、自立の高齢者の方を定期訪問されています。 
 
今回の参加者は医療者だけではなく一般の方も多いわけですが、感想として多かったのは、やはり何をしているかわかりにくい、名称が堅い、どこにあるかわからないという意見でした。
 
つまり、医療業界で働いていても
ほとんど地域包括の機能は知られておらず、関心も薄い。高齢者だけがそこに関わるものという認識だということ。
 
日々お世話になっているものとしては寂しいかぎり。事実、みまもりで拾い上げられている高齢者は数パーセントに過ぎないとか。やっても永遠に終わらない仕事。
 
行政直轄であっても、委託であっても、全体をカバーするのは困難。
 
そうなるとやっぱり自助と互助なんじゃないかなーと個人的に思いました。
 
ひとつ面白かったのは、地域包括と一般人をつなぐ何かが必要という意見。コンビニとか喫茶店とか地域のよくあるものが媒介してもいい。
 
そもそも、総合支援事業は、介護分野ではなくまちづくり課がやるべき?という話も出ました。
 
おもしろい。
 
これまで、健康な街、認知症カフェ、地域包括とじっくり現状の知識を見てきました。もう少し共有基盤を作ります。
 
では〜。