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まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

見える事例検討会29回!

前所属の荒川で続けている見える事例検討会は29回を数えます。もう4年ぐらいやっています。

多職種が集まりマインドマップに事例を書き出して行う検討会は、もともと地域ケア会議での検討結果に疑問を持ち、職種同士が垣根なく話しあえる方法はないかと思ったときにたまたま巡り会いました。

外来にケアマネさんが来院されたときに

この患者さんリハビリが足りないようなので追加して欲しい、酸素を導入してはどうでしょう、と地域ケア会議から連絡が来ました。お願いします。

それを聞いた私は驚きました。どこでそんな議論が行われたのか、担当の医師も訪問の看護師も呼ばれていない、それなのに…

私の区では、会議には医師は招聘されておらず、1日に10件ほどの事例を次々と処理していました。すべての多職種でもなく、患者さん本人の声もない、そんな会議には意味があるのか。

地域ケア会議に呼ばれないなら自分でやろう、というのが最初のモチベーションでしたが、区の状況も少しずつ変わり、地域包括が主体となった会議に移行していく中で会の目的も変わっていきました。

私の感想では、

だと思います。

よくも悪くもファシリテーション次第、マインドマップは常にフラットなので、そこに倫理を持ち込むのも家族力学をみるのも医療者間の葛藤を持ち込むのも自由。

ただし、医者が主役でない事例検討というのはまずこれまでなかったものだという一点で買いです。

なんだかマインドマップなんて慣れないなと思うだろうけれども、会独特の雰囲気に入り込むと癖になるはずです。

運営の問題などさまざまありますが、それをもって余りある成果を上げているのではと思うこの会、末長く続いてほしいと思います。って自分も参加しますけど。

では〜。