まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

医者のライフシフト

 今度の9月3日に行うイベントでのテーマ「ライフシフト」を読んでみた。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

これまでだったら60歳定年の人生だったので、65歳は第2の人生を迎える年齢であってかつ高齢者への入り口だった。そこからどういうふうに生きるか、というよりは老後の人生と考えられていた。

医者はどうかと考えてみると、105歳で天寿を全うされた日野原先生は別にして、大体65歳でバリバリという人は神の手と呼ばれる脳外科医も確かそのぐらいの年齢に達していたりして、なんとなくもう引退でもいいんでは、、と周りに思われる年だと思う。というより、次の医者が育っていなくて仕方なく仕事延長!になっている。。とはいえないか。あそこの診療所まだ大先生がやっているのよ、すごいわね~70歳だって。。となる。はたして何歳まで仕事をすればいいんだろう。

途中まで読んだところで外来が忙しくなってしまったけれど、最近よく言われるポートフォリオワーカーなるワードが出てきた。いくつかの仕事をまぜまぜして長続きするように仕事をする、どこかに永久就職ではなく働く。医者の場合はいわゆる非常勤医師という形でバイトをたくさんやる、あるいは掛け持ちするというのは多い。あるいは産業医だけやっていても結構な稼ぎになるらしい。そういう生き方もあるか。保健所で9時5時という選択をした同僚がいたがあまりのつまらなさに気持ちが死んでしまった話を聞いたこともある。。

どういう働き方がいいんでしょう、一緒に考えてみませんか。

9月3日はそのような話をみんなでできればなあ。65歳より先の人生を考えるのは40代半ばの私たちにとって重大なことだと思います。

では!