まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

診療所の抗生剤の使い方

ふと思いついて書いてみます。

 

診療所で抗生剤が必要になる場面は、

実はあまりありません。

 

多いのは膀胱炎です。

なぜか採用薬には第一も第二もセフェムがないため、困ってしまったのですがなんとかST合剤を手に入れて使っています。

 

あと、必要なのはペニシリン系で、アモキシシリンのカプセルを置いています。扁桃腺炎には迅速検査をして投与します。centor 0なら検査しませんけど。

 

子供用の抗生剤も別にあったのですが、場所柄か、使う時がほとんどありません。マイコプラズマなどを考える時のために、マクロライドは置いておきたいところです。

 

あとは、咬傷がときどき来るので、βラクタマーゼ合剤は必要です。飲みやすさからするとAMPCのほうですね。

 

これまで診療所にはDU、流行りの言葉で言うと大体うんこになる薬しかありませんでした。これの使い手がない、特に私には。ニューキノロンは名残で置いてありますが、患者限定です。そこから派生するものには手をだしません。 

 

グラム染色は試みていませんが、どうなのでしょう。あまり必要性も感じていません。血液培養はさらに…

 

今後はこんな感じで診療所記事を書いていこうかと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

では!