まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

問いを共有する

エンパブリックのワークショップに参加して、改めて問いを共有するということを考えてみた。

 

例えば、総合診療専門医が制度化されたのに、いろいろと条件付きで、中には条件を満たしていても施設認定から落とされるなんて事態が起こっている。既存団体の圧力が大きいと考えてしまう。この場合の問いは何かといえば、総合診療専門医は必要かになる。

 

 

 先日お会いした方が、私、いつも総合診療を探してかかるようにしていますと話してくれてなんだか応援されている気がした。でも、本当は探さなくてもいい社会が欲しい。そうなるためにどうしていったらいいかを考えないといけないのだろうと。

 

複雑な問題に対処するには様々な視座から考える必要があって、医者だけで侃侃諤諤やっていても全くだめに違いない。専門家をうまくつなげる必要がある。

 

コレクティブコンパクトという考え方。

コレクティブ・インパクトとは何か ~アメリカの民主的アプローチ~(田中弥生)

 

多職種連携といっても、その場の解決策を求めるだけになってしまった気がしていて、つながることで何ができるかになかなか移行していかないジレンマがあると思う。

 

これからやりたいこと。既存のものをつなぐ役割を担うこと。医者はそれがやりやすい立場にある。家庭医がなんでもやりたがるのは良くないけれど、これとこれのいいところをつまみ食いしましょうよというような。バッファーとしての役割。地域で足りないもの。

 

ではー。