まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

インフルエンザの薬どうする?

もちろん早く治るためなことは自明です

これまでもインフルエンザにかかれば

5日間ないし1週間は

出席停止、出勤停止になります

健康な人であれば

そのぐらい寝ていれば治る

 

しかし日本人がなんのために

医者に殺到するかといえば

インフルエンザかどうかを確かめたい

そのためにいらっしゃるのです

確かめてどうするか

会社に学校に言わなければならない

そうしないと休めないから

だから一日も早く治りたい

 

新しい薬は随分効果があるような触れ込みですが

解熱期間が早くなることはなるようです

でも結局何日かは休みますよね

インフル新薬「ゾフルーザ」保険適用 服用1回でOK: 日本経済新聞

 

自分の処方行動はどうするか

今年はタミフルで行こうかと思っていました

イナビルはどうも効いていない

使わない選択もありますが、患者さんによります

 

どうも患者さんは損失回避のために動くので

医師の指導とは関係なく非合理的な選択をするようです

新薬一回内服で4800円を出す方もいるでしょう

もらえるものはもらっとけという心理と思います

医学書院/週刊医学界新聞(第3241号 2017年09月25日)

 

感染症学会はまだ何も言っていません。

新薬なのにこんなに使われてシェア一位とか

なんで日本ってそんななんでしょう。

http://www.kansensho.or.jp/guidelines/1810_endonuclease.html

 

何かを動かす記事ではありませんが

気になっているのでメモしてみました

今年は忙しくならないといいですが

 

では。