まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

受付の人を考える

診療所で働いているとさまざまな患者が来ますが、もっとも重要なのが受付業務だと思います。

よく問診をとるなどど言いますが、看護師や医師の前に受付がファーストタッチするので、最初の挨拶から問診が始まっています。

これが気になるのです。自分が患者だったらと思うと、いろいろ聞き返したくなることも多いのです。医者なんかやっているからでしょうか。

 

最初の保険証確認、あれはどうにかならないでしょうか。つい忘れてしまうこともあるのにすごく叱られたり、逆に何度も要求されたり。もちろん保険診療が大事なのはわかりますが、確認て見るだけですよね。ICカードでピッというのがこれからの時代なのかな。

 

あとは受付に症状喋っちゃう問題。ほぼ全て言い尽くしてしまって、それは先生に〜と言われている患者さん。受付に言ってもダメですよ。聞いてくれるから言うのか、人によるのか。それは問診票に書いてくださいね、というのも何だか冷たい気もするし。適当に切れる能力が必要だけどそんなトレーニングされてるのかな。

 

問診票、これはもっとも気になります。フォーマットの違いもありますが、大抵面倒くさい。網羅したいのはわかるけど、もう一回聞かれると思うとまあいいかなと思う。それに時間を取られてなかなか診察に回らないなんてことも。今はweb事前問診みたいなものがあるらしいですがネットが使えない人はどうか。書くか喋るか選べたりしたらいい?

 

こう考えると、受付の能力って診療所の印象を決定づけるもので、非常に大事だなと思います。多分ペッパー君じゃだめ。よく行く回転寿司にいるのですが、受付はできるけれど周りのことは気づかない。必ずいる守衛のようなおじさんの気配りがないとだめなんです。私が考える受付はでしゃばらないけれど適切な受診アドバイスができるプロ。そういう人と働きたいなあと思います。

 

ではー。