もう12月になりました。昨年はこんな記事を書いていました。
もう3年近く相模原で仕事をしています。
どうして医者が来ないのかいろいろ考えられますが、自分がやってみてのメリットを書きます。
目次
小児の経験が積める
東京では小児科が地域に沢山あり、大体いつも混んでいます。
家庭医診療所の運営でいけば、たまにかかる患者さんをかかりつけに引き込む必要がありましたが、こちらではそんな必要ありません。
車で20分ほどの病院には小児科もありますが、近くの方はみんなかかってくださいます。
神奈川の山間地区ということもあって、田舎暮らしを求めて移住する家族もおられ、2か月からの予防接種の希望も結構需要があります。
しかもみんな患者さんの孫だったり親戚だったりでよく知っています。
まさに家庭医を実感できる環境です。
私の東京の診療所が内科ベースで小児が少なかったせいもありますが、やっぱりこどもが多いと活気が出ます。
夏に行うこども診療所もかなり盛り上がる!
地域活動のしやすさ
小学校区や一つの地域を相手にするなら交渉相手はすくなくて済みます。
学校医などやっていれば地域のことはよくわかる。
私はあまり活動できていませんが、それでも地区の民生委員さんと懇談したり、お年寄りのサロンに顔を出したりしています。
地域の社協の方とお知り合いになって事例について相談も出来ました。
さらに突っ込んでいくことも可能だと思います。
都会だとそこまで難しいです。
多職種連携
勉強会なども市の単位で行われるので、東京よりも顔が見えやすい。
都内ではあまりそういうものに呼ばれなかったので、自分でやっていたのです。
ただ、在宅医療はあまり進んでいるとは言えませんし、医者とフラットな関係が構築できているかと言えばまだまだかもしれません。
沢山の楽しみ
田舎の楽しみといえば食べ物です。
野菜はおいしいし、お蕎麦もある。
#診療所 #畑仕事 #観察日記 茄子ってどんどん大きくなる!ちょっとびっくり
そしてきれいな景色を毎日みれる。
温泉も車ですぐのところに!
都会の喧騒から離れて人生をゆっくり考えることもできます。
というように、家庭医にとっては
とてもメリットのある土地が田舎なのです。
総合診療医の研修に活用するのがベスト
と思いますが、
それには色々な問題が山積しているでしょう。
例えば、週1日ずつ田舎に行く、とか。
朝早く特急に乗れば、外来に間に合います。
1日勤務して、温泉に入って泊まる。
そういう人が何人かいればいいのです。
温泉好きな人は田舎に行くべし。
あとは結婚前後に3年ほど。
保育園前のお子さんを連れて行くのがベストな時期。
色々関係ができる前に。
もしくは40代後半のうらぶれた時期に3年。
釣りでもしてゆっくりしたらいかがでしょう。
とにかく田舎に行く人のパイを増やさないといけないと思います。
ではー。