公立福生病院での透析中止問題、
マスコミ的に色々と騒がれていますが、
医師として別の見方でずっと気になっています。
最終的に出たこの透析患者さんからの記事が
一番真実を伝えています
透析患者の僕だから言える「透析中止事件」の罪 | 社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭 | ダイヤモンド・オンライン
患者に透析を強いること、
継続ありきのガイドラインを打破する
それが患者さんの権利である
という医師の意見が出ていて
すごく格好いいのですが
思うに
医師患者関係は
かなりの一方向性で成り立っていて
情報の不均衡が起きやすい状態です
それに医師に説明された時に
質問ができないという患者さんも多くいます
透析中止しますかという提案が
される場合ってどんな場合なんでしょうか
心不全が進んで鎮静しても苦しい場合
シャント感染でどうにもならない場合
高齢などで衰弱が進んでいる場合
40代の維持透析患者に
透析中止を提案するというのは
選択の自由を与えるということより
もう透析はできないという絶望を
提示することに思えます
マスコミの報道がいいとは思いませんが
透析やりますか、やめますか
という単純な回路ではないという
ことは言っておきたいと思います
ではー