まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

ひとつのてがかり

医療はシステムよりも人で動く

 

僻地医療に関わって感じたこと

もともとのJ医大の先生方が非常に頑張っていて

それは何十年も前から

 

総合診療医が行って

システムから良くしてやろうと頑張っただけれど

数年ごとのローテで結局いなくなることに…

住民が求めるものは

長くいてくれる先生だと感じる

 

特に何も学んでいなくても

一生懸命やる先生がいればその地域は良くなる

何か良いシステムを持って行ったら

その地域が喜ぶということはなさそうだ

 

ひとを育てるには

上からの命令では難しい

大学の教授は変わる

行政の担当者も何年かで変わる

地域の意見は吸い上げられない

 

コミュニティの力が本当に必要なのは

医療なんじゃないか

住民が求める医療を言えていない日本は

コミュニティ力が足りない

こんな医療をやりたいではなく

こんな医療が欲しいを

言えるようなコミュニティをつくる必要がある

 

医者送っておけばなんとかしてくれるだろうと

いうのはもううまくいかない

上に任しておけばいいもつぶされる

やはり地域力が大事なのだ