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まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

教育に関して

巷でよく出る教育の話。人を教えることは素晴らしい、それで自分も成長できるよ、みんな俺みたいに教育やろうよ……正直、教育は面倒くさい。まっさらな大学ノートに知識だけ書き込んでいくのとは違って、それなりに口答えもして、間違った意見持ちまくりで、…

診療所での鑑別診断

診療所で研修指導していて、鑑別診断について聞かれた時 病院とは違うなと感じました。病院ならあげるような鑑別はプライマリケアでは上がってきません。 疾患が分かっていればdynamedでよいのでしょうが、例えば口渇について調べることは結構大変です。 vin…

脂質異常の夜

脂質異常について調べているのでそれをメモ。2006年に日本で発表されたランダム化比較試験MEGAstudyから始めてみる。 P:心血管疾患のない高コレステロール血症220-270mg/dlの患者 E:プラバスタチンを内服すると C:食事療法のみに比べて O: 冠動脈疾患の発…

少なくともカテ医ではない

私は何か医なんでしょうか? 内科出身の家庭医 学会認定医じゃないから少し言いづらい。 総合内科出身の家庭医 どこの一門だ?といわれるとどこでもない。 最初っから家庭医 いやそれもない。 というアイデンティティ探しはあんまり好ましくないんだけど、そ…

連休休んでたら出遅れるぜい

4月はきつい月である。 研修医が入れ替わるので慣れていない人が多くなり、当直は当然古株に回ってくる。それで、月に6回とか7回とかになる。 しんどいなあと思いつつ、研修医が来てうれしいのも4月である。唯一の楽しみ、初期でも後期でもいいがすり寄っ…

いまさらリウマチ診断基準と

ほんと勉強不足ですみませんが、リウマチ診断基準のまとめ。 とてもまとまっているリウマチ開業医さんのサイトから引用(看護師さんが若くてきれい) http://www.azuma-rheumatology-clinic.jp/about_rheumatology/baseline.html 1つ以上の関節腫脹がある …

結局ジェネラリストが足りない

ホスピタリストが注目されそうでされない微妙な位置にある気がしてならない。9時5時で病棟の患者だけみてライフワークバランスを保てるとか、開業医が病棟管理しなくていいから分業ができていいとか、アメリカではもう2万人もいて医療の質を上げたとか上…

病棟ではたらく医者のつぶやき

ちょっと暇だったのでこんなのを作ってみた。 総合内科医者の10の特徴 血液培養は2セット以外考えられない 何がなくともバイタルが先にプレゼンすべき III音が聞こえますといったらいてもたってもいられない 研修医の成長が何よりも楽しみ ハリソンは一度読…

閉塞性動脈硬化症の診断

arteriosclerosis obliterans=ASOを一生懸命検索してみたけどみつからないので、なんとなくobliteransというのが英語臭くないと思っていたら、どうやらPAD(peripheral arterial disease)が米国での名称らしい。もしかして日本だけ?よくわからないけれど、と…

自らを省みる

研修医を叱りたくなったとき、どうしているだろうか。ひどい点滴の指示が出ていて、患者に危害が加わりそうになっている。すぐに、研修医を呼びつけて、矢継ぎ早に理由を話し、指示を変えさせる。 こういった場面でも実は慎重な対応が必要である。理由も聞か…

ひとりのモチベーション

職場スイッチ―ひとりでもできる会社の空気の入れ換え方作者: 鈴木義幸出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2009/09/18メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 59回この商品を含むブログ (18件) を見る職場が楽しいかい?と自問してみる。楽しいっていうほ…

くりかえす

市中感染症診療の考え方と進め方 (IDATEN感染症セミナー)作者: IDATENセミナーテキスト編集委員会出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2009/08/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る2日も休んだので頭を働かせるため…

ハリソンをよむ

「学生時代にハリソンを2回読んだ」という某先生の言葉を聞いてハリソンを買った口だった私だが、いまだにぼつぼつとしか眺められず。。医局においてある日本語版をときどき引いてやっぱりわかりやすーいとか思っていたぐらいだけど、そろそろ読もうかと思…

指導風景

研修医と戯れる日々。まかせっきりでもいけないし、教えなさすぎもだめ。むつかしい。 心不全患者が入院しているということで、JVPを見に行く。外形静脈はばっちり張っていて、拍動も見える。内ケイもなんとなくみえるなあ、うん、みえる!ということで胸骨…

外科医すばらし

外科手術に上達くなる法ートップナイフたちの鍛錬法作者: 菊地臣一,安井信之,上田裕一,田中淳一,今明秀,仲田和正出版社/メーカー: シービーアール発売日: 2009/06/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見るいろいろ書こ…

スターを目指して

私、やっぱり診断がやりたいんです。って言ってた彼女。確かに鮮やかに診断できる人って格好いいよなあ。そりゃあティアニーには憧れたさ。でもねえ、ああはなれないんだよ。 それともうひとつは、身体所見がとれること。というよりは、ここぞというところの…

マジコン

マジコンってなんの略なんだろう?DSでドラクエをやろうとしたら、マジコンでコピーされてるんだって話。しかも、セーブは1人分しか出来ない。あー、これじゃあ自分と奥さんと1つずつ買わなきゃいかんか。 それはさておき、私の病院で研修説明会を行います…

おしえる

人間と医学作者: ヘンリク・R.ウルフ,R.ローゼンベルク,S.アンドゥル・ペデルセン,Henrik R. Wulff,Raben Rosenberg,Stig Andur Pedersen,梶田昭出版社/メーカー: 博品社発売日: 1996/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見るうちの病院ではい…

やり直す

臨床研究マスターブック作者: 福井次矢出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2008/04メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (4件) を見るやり直しで買ってみる。再復習してみよう。基礎研究の方が重んじられてきた日本の歴史が書かれてあっておも…

5月終了

さまざまなことがあった5月がやっと終わる。 も出ましたね。史上最高の売れ行きとのこと、混迷する世界で確かなものを求めているのかな、それがこの本かはわかりませんが。 当病院の研修は淡々と進んでいます。研修医はぐったり疲れながらも着々とcommon di…

すっかりもう

研修医が患者を担当し始めて2週間。 わかってはいますが、すこしずつ疲れの色が見え始めるころ。 あんまりがんばりすぎるとへばってしまうのは毎年のことである。 ここで5月病とかいうふうに言われて、ダウンしてしまうことのなんと多いこと。 できれば踏…

どっちを信じればいいんですか?

治療方針というのはどうやって決まるんだろうか。 研修医だけで決めた方針というのはたいてい不完全で、指導医のチェックと指導が入って初めて「つかえる」指示になる。 あの人に聞いたら、こういった、でも、横からあの先生にこういわれた、どうしたらいい…

研修指導ことはじめ

ことしも研修医が入ってきた。 5月に入って、研修医が病棟で活動を始めてくれちゃうと、いろんなことが起きる。 あー、やっぱり、ことしもー。 もう私なんか年寄りなんですこしでもと思って指導医にレクチャーする。 あんまり無理しないでやりなよーといい…

私は総合内科医、です。

ふと思いつく。ずっと、外科一本でやってきましたって言ってもなんにも言われないのだから、ずっと「一般内科やってました」とか「最初っから総合診療医です」でもいいじゃんって?だって、ずっと鍵穴ばっかり掘ってる人とか、靴磨きだけ何十年っていうひと…

プライマリケアはレベルが低い

この国のなにがしという医者が、「プライマリケアはレベルが低い」というようなことをいったらしいというのが、某医療系雑誌に載っていましたね。驚くべきことに「難しい病気が診れる医者は、簡単な病気も診れる」とまでおっしゃったらしい。あなたの医局に…

おこる人

先週末、ひさしぶりにおこられた。この年になっておこられることもそうそうないのだが、報告、連絡、相談の、たぶん連絡を忘れてしまったせいだろう、反論しようがない状態に陥って、謝るしかなかった。 日頃、なにかと雷を落としたくてしょうがないのだが、…

臨床研修短縮

内科6ヶ月、救急3ヶ月、地域医療1ヶ月。 短くなって早く働いてもらえるので国はおおよろこび。 なんとなく、わかる、その気持ちも。 でも、グラム染色の経験数とか レスピレーターの使い方とか、 看護婦とのうまい接し方とか、 点滴がうまくなるとか、た…

ジェネラリストを考える会

東大で開催されたセミナーに出席しました。 10年目にもなるのに参加者としてってどうかと思いながら、 自分が楽しもうと思って参加したのですが、 やっぱり楽しい! ジェネラリストを目指す同志が一同に集まって、 日頃の悩みを話し合ったり、症例検討した…

医事新報

医事新報に総合医特集が載っていました。3学会が協力してやっていくプライマリ・ケアの専門医養成にこれだけの注目が集まっているのか、と驚く反面、記事をよんでいくとなんとなく雲行きが怪しい。記事を読むと、日本医師会と協力してやるにせよ、この3学…

コンフォートゾーン

それなりに人も集まって来て、いろんな事業がうまくいっていても、なんとなくマンネリ化して活気がなくなり、これでいいっかなーとなってしまってはいけない。コンフォートゾーン、気持ちのいいぬるま湯からぬけださないと行けないのだ。 寝る暇がないぐらい…

カルテチェック

研修医のカルテをチェックしていると、すこしやっただけで多くの問題が散在しているのにぶちあたる。経管栄養の是非、検査計画、狭い鑑別診断と洞察がもたらすスピードダウン、そして、コミュニケーション不足によるスタッフ間の葛藤。なんとなく検査だけた…

内科病棟

朝誰も来ない病棟をひっそり回診して回るすがすがしさがある。 研修医の話を丹念に聞き、言うところはいい、どうでもよければ聞き流してもいい。 昼間はレジデントにすべてを任せ、たまの昼休みに 自分の患者だけを静かに回り、看護師と会話するのが楽しみ、…

産婦人科受け入れ不可問題

連日報道される産婦人科受け入れ不可問題である。ほんとに腹正しいったらありゃしない、テレビの無責任なコメンテーター!どうなっているんでしょうか、この国には正しい見識を持ったマスコミはいないのでしょうか、パパラッチと同程度か、朝日もその他も。…

ぼくは勉強ができない

という小説があった。 だれだったか、 そうか山田詠美ダッタ。 昼の勉強会はbell's palsy。 いつの間にかプレドニン単独の文献がNEJMに でていたのかー、必死こいて ゾビラックス点滴していたのが嘘のようだ。 メチコバールもevidenceあり? しかしEBMとは不…

さまざま起こる

今日のトピックは胃瘻であった。 胃に穴をあけてチューブを通し、 そこから栄養を流します、それで、 食べるのと同じぐらいの栄養を取ることができます。 はい、簡単です。 すこしの我慢で変わらず元気に。 で終わればいいけれど、 そこにはさまざまな問題が…

なんだろうか

なんだろうか、せっかくうまく行きかけていた日々も、 ひとつイライラすることがあったために崩壊する。 いらいらしたときの対処法により、その人との関係が壊れたり、 うまくいったりする、我慢するところなのに我慢できない。 それも人間だー、なんてあき…

ゆっくり

どこまでやったらいいか? マニャーナの法則 明日できることを今日やるな作者: マーク・フォースター,青木高夫出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2007/04/05メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 19人 クリック: 127回この商品を…

きっちり

研修指導ってどこまでが指導なのでしょうか? カルテの文面すみずみまでチェック、常に最良を目指して、 研修医とディスカッションを加えていく、 サマリーは事前に見直して、誤字脱字、文章の組み立てを 指示し、これが一番いいというものを教えている。 完…

時間とわたし

時間についていろいろと妄想をめぐらして、 いろんなことを考えてみた。 だらーっとするのがすきだが、医者になってしまった。 忙しい忙しいで一日が過ぎ、いつの間にか緊急課題だけをこなしている。 もっとも大事な「重要だが緊急でない」ものに注力する時…

指導関係

多分、指導医が足りない。 医者になりたい人はたくさんいて、 医者になった人もたくさんいるけれど、 ひとりが好きな人がほとんどなのだ。 わたしもそう。 ひとりで完結したい、あんまりいろいろと こねくり回されたくないから、完璧にしごとをこなそうと 思…

内科ふたたび

左下肢だけ発赤腫脹の40代女性、蜂窩織炎の診断で治療中。 CTRXは効いているがどうもそれだけではなさそう。 D-dimer 0.72と正常、DVTの可能性は? wellsscoreでは1~2点ということは、静脈エコーの適応。 やるしかないなー、まあcellulitisで収まってくれる…

言い出せないところ

毎年同じようなサイクルで1年を過ごしている気がする。 夏期セミナーが終わると、あとは 病院の健診かなにかを一生懸命やって、そのあとは冬眠。 研修医の成長を見守りながら、自分は 自分の仕事を続けていた。 HIVの検査に行った。 なんとなく不安があるの…

アイデン&ティティ

総合内科指導医の力量 研修医にやらせることができる 看護師とうまくやれる 病棟すべてを見渡せる 本当にgeneralに学び続けている 偏らない、怒らない、負けない この方面は確かにマイナーだ。 負け犬かもしれないし、なんにもできないだけのオールマイティ…

医者のタイムマネージメント

昼にタイムマネージメントの話。 医者には重要かつ緊急な仕事が多すぎて、そこの呪縛から解き放たれない ような雰囲気がある、聖職?なんていう迷信だ。 じゃあ、そのなかでもどうやってうまくやるか、 ということになるのだが、 まずは、手帳を使いましょう…

すっきりしてきた

講習会で大学の先生にEBMについて教わったのだが、これで 非常にすっきりした。なんだ、私はまちがってはいなかったのだ。 やっぱりあのやり方は面倒くさい、みんなそう思っていたのだ。 PECOを決めましょう、 文献を引きましょう、 ひはんてきぎんみをしま…

こまかく

またまた鑑別診断にもどってみる。 臨床推論の欠如と昨今の検査至上主義。 そうそう行き急ぐな。 もうすこし楽しむべし。 1週間前から熱が出て、それでー、 ずーっと下がらなくって、でも、結構調子よくて、とかずるずると。 久しぶりにやると面白い。 こう…

外来、5分毎に45人、しんどい。 概ね5分、うまくいってるのか。 すこし遅れるとどんどん遅れる。 新しいアイデア レジデンシーの立ち上げエージェント ポートフォリオ導入 総合内科の立ち上げエージェント 医療で起業するっていうのもいいかも。 わりと楽…

外来漬けの日々

外来。 標準化スライディングスケールの採用。 指導医会。 スケジュール調整の難しさ。 ネガティブフィードバックをしないようにする。 コンテキストに合わせた治療を。ケースカンファレンス。 常に不機嫌な果実。

忙しい日

昨日から忙しい。病棟では、スライディングスケールの問題が目につく。最新のNEJMでは、スラディングスケールは血糖の乱高下を招くので行うべきではないとのこと。Clinical practice: Management of Hyperglycemia in the Hospital Setting NEJM Nov.2006 お…

きょうのしごと

往診。 サルタノールインヘラーが押せない老人は何を使う? 吸入器を買ってもらうか、コントローラーをしっかり入れる。 低ナトリウムの鑑別はどうもわかりにくい。 モルヒネの持続皮下注射、PCAシステムと。 シリンジポンプを所望する。 学会への参加と病棟…