まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

病院で家庭医(その5)

ふと、700床と350床と150床で働く総合医は、実は別物だという理論を思いついた。700 いわゆる総合診療医(多分ドクターG) 350 たぶん総合内科医(割と病院の要) 150 絶対家庭医だから病院で家庭医じゃなくて「私の病院では家庭医」の間違いだ。研修医もこ…

病院で家庭医(その4)

ここまで来てふと考える。病院に家庭医、ほんとうに必要なのか。 日本にはこういう病院が多い。循環器内科、呼吸器内科、糖尿病専門外来があって救急がさかんな病院。消化器は外科が診る。脳外科と整形外科の手術も行っている。いわゆる総合診療科を掲げるが…

病院で家庭医(その3)

病院の外来は基本的に疾患の重い人が集まる傾向にあるので、検査が必要な人や頻繁にこなければならない人も多い。 でも、小規模の病院で東京の下町だったりすれば、ほとんどの患者は高齢者。大きな手術を終えた人でもいまだに大学病院に通っている人も多い。…

病院で家庭医(その2)

病院でなぜ家庭医が必要か。 というよりも家庭医になりたい医師がたくさんいて、その育成をしないといけないというのが実情。 それが病院では理解されなかった。 病院に居着かない家庭医を育成しても、結局病棟の医者は増えないじゃないか。内視鏡の単位はだ…

病院で家庭医(その1)

病院で家庭医の研修を始める、というのを言い出したとき、真っ向から反対したのは確か外科医だった。 そんなものがたくさん出てきても、病院としては困る、もっときちんと出来る医者が、もっとちゃんと相談できる専門医が病院にはいないと困る。 結局、病院…

夏期セミナーを終えて

家庭医療学に興味のある学生さんがたくさん集まる夏期セミナーに行ってきました。2006年から続けている「おせっか医」が活躍するワークショップを今年もやりました。やっぱり楽しかった! 初めて参加したのが研修医2年目でつくば開催でしたが、今年もつくば…

地域で知られた顔になりたい

家庭医として診療をする傍ら、荒川区のコミュニティカレッジに参加しています。一市民として、荒川区民として参加しています。 9月11日に開催される学園祭(町屋文化センター)に向けて、グループ演習が始まっています。私達のグループは区境を歩いて文化…