まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

病院で家庭医(その2)

病院でなぜ家庭医が必要か。
というよりも家庭医になりたい医師がたくさんいて、その育成をしないといけないというのが実情。
それが病院では理解されなかった。
病院に居着かない家庭医を育成しても、結局病棟の医者は増えないじゃないか。内視鏡の単位はだれが埋めるの?


それを解決するために、4年間のプログラムには内科研修を多く取り入れた。自分の病棟を1年、関連病院の臓器内科を1年、病院でも役立つ家庭医をつくるプログラムとして立つようにした。
内視鏡も透析も希望者にはやってもらっている。家庭医が病院で働くモデルを作るため。何かしら病院機能に貢献するアクティビティを持つのが病院家庭医、それは教育でも構わない。研修指導に尽力するチーフレジデントも家庭医の総合的な能力が発揮できる場と考えられる。