まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

誤嚥を治すには(続き)

誤嚥予防の対策は以下のようなものがある。

 

  1. 歯科連携
  2. ACE阻害薬
  3. アマンタジン
  4. リハビリ
  5. 口腔ケア

 

このなかで自分がやれそうなのは薬剤投与か。

ただし全員にACEiを置換していくほどなのかという疑問が残る。すでにARBが入っていることが多いので入れづらい。

アマンタジンは今はあまり使わない薬で寝たきりでは効果不明とのこと。

 

リハビリはもちろん導入可能だけれど在宅STの少なさもあって全例は難しい。医師ができる水飲みテストなどもあるが、普段食べられている食事を見れば良いなと思うことがある。

歯科連携はできそうでなかなかできていない。一緒にやりましょうというには調整が大変だし、共通言語が少ない。

 

口腔ケアは訪問看護を通じて行うことが多いけれどこれも温度差がある。家族の協力もどの程度引き出せるか。

 

これらが在宅患者のアセスメントに入っていれば、先にいろいろな対策が打てるのかもしれない。まずは評価を始める。その時間の確保が課題かもしれません。

 

では。