まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

2023-01-01から1年間の記事一覧

ソロの学会出張はどうなるのか

ソロでやっていると困るのは学会出張である。 他の休みはそれなりにばらけさせることも可能だと思うが、学術集会とかなると同じ専門であれば必ず同じ日程になる。 コロナ禍でオンラインが進んだことにより、現地に行かなくても十分勉強できるようになった。…

ソロプラクティスの良い点悪い点

ソロプラクティスの良さを書こうと思いながら、やっぱり安全性のことを考えている。 多分、ソロの一番いいところは自由さだと思う。誰にも邪魔されずに自分の思うように働けること。それはある意味独善的にも見えるものだけれども、働くことの意味を考えると…

ソロプラクティスを整理する

人は誰しも一人である とは偉人の言葉ではなく私の戯言である。 開業医は最初は必ず一人であるが、少しずつ人を増やしてグループとなる。 それには並々ならぬ努力と苦労が伴う。 いわゆる医療法人での仕事を振り返って思い出される。 リクルート、教育、マネ…

ソロ在宅医ののエコ

私の訪問診療はどうやらエコである。 雇われの訪問診療をしているとき、往診車で看護師さんと運転手さんと3人で町内をぐるぐる回ることに疑問を持った。 これなら自転車の方が早い。 ついでに言うと、運転手さんの運転が怖くて仕方がなかった。すごくうまい…

学会とポジティブに関わるには

今年も学会が終わった。正確に言えば現地に行っていないのでオンライン参加である。 うちの学会、プライマリケア連合学会はかなり変わっていて、今年の大会などは陽キャの集まるフェスと化していたようでとても盛り上がったみたいである。 ここ数年行ったり…

家庭医開業医の在宅

一人で在宅をやりたい。 誰にも迷惑をかけずに仕事をしたい。 そんなことはできるはずもない。 まず在宅は楽なんてことはないがそれに挑戦したい。 1日在宅4人見て外来と小児みて週休二日 そんな世界が実現するだろうか。 グループ診療できる? 非常勤医師 …

家庭医開業医の連携

日頃どうやってご近所さんと連携しているか うちの場合、患者さんはそれまでのつながりからとかたまたま家族が見つけたからとかでやってくることが多いのです。 しかし、いまだに大学病院から丸腰でいついつ退院なんで受けられますかみたいな電話がかかって…

家庭医開業医の研究

医者たるもの博士号がなければだめだ というのは一般の人でもよく言うところですが、卒業後すぐから市中病院で臨床をしていた私はそんなものには全く興味がありませんでした。 そんなことより、総合的な力を身につけて早く一人前の医者になるというのが私の…

家庭医開業医の教育

まずは一般的なことから話します。 仕事を始めて何十年と研修病院や大学にいる頃は定期的に研修医または専攻医が回ってきて、地域医療の研修を行っていました。家庭医志望の学生が見学に来て、現場を見ていくということも多かったので、割と教育しているなと…

家庭医開業医の休日

在宅系開業医の一番嫌なところは休みがないことだ。 ソロだと誰にも振れないし助けてくれない。 よくあるのは、地域の医師会の先生に休みを代わってもらう方法だけれど、私のところはいなかった。そもそもそこまでの助け合いをするような雰囲気は今の医師会…

家庭医開業医のやること(2)

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 恒例の月初のレセプト、年賀状の整理、書類作成、それに新年初めの定期訪問に外来。 世間でコロナが最高に増加している中、なぜか問い合わせも少なかったので、細々としたことがたくさんできた。 一番気に…

家庭医開業医のやること(1)

2023年、うちは開業4年目になります。はじめは在宅のみでやっていたところから少しずつ外来を増やしていくミニマム戦略でしたがなんとか生き延びている状況です。もちろんコロナによる恩恵も受けたのは確かですが、それも発熱外来やワクチンを受諾しているか…