まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

家庭医開業医のやること(1)

2023年、うちは開業4年目になります。はじめは在宅のみでやっていたところから少しずつ外来を増やしていくミニマム戦略でしたがなんとか生き延びている状況です。もちろんコロナによる恩恵も受けたのは確かですが、それも発熱外来やワクチンを受諾しているからこそなので、家庭医としてというかプライマリケア機能を背負う専門家としてやっているつもりではあります。
ここからどう進んでいるかが結構分かれ目かと思っていて、世間の情勢も見極めつつどう頑張っていこうかなというところです。

ここで経営戦略を語ってもいいのですが、それはまあもう少し練っていくとして(というか書かないほうがいい)、どちらかといえば臨床家としてどう生きていくかを考えなければいけない気がしています。

家庭医療専門医の更新が5年ごとにあるので、ポートフォリオをしっかり書けばもちろん広い範囲を網羅できることは自明ですが、日々実践するのは困難です。地域に同じような仲間がたくさんいるかというとそうでもなく、それぞれの事情を抱えています。ソロプラクティスでは研修医の受け入れも可能かもしれませんがそこに頼って勉強になるというのも他力本願な気もしていてまだ踏み切っていません。

何かそういった人たちでつながれる仕組みがほしいなと思いながら、いろいろなところに書き込んだりしています。エビデンスだけでも、ナラティブだけでも、研究だけでもないソロの家庭医の居場所のような。それでいてなにか発展性のある。TFCもいいしFBのタイムラインもいいけれどそれではなんとなく物足りない。ただのネットワークでもない気がしているんだよなあ。

それ以上思いつかないので今日はこのぐらいに。
おやすみなさい。