まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

ソロプラクティスの良い点悪い点

ソロプラクティスの良さを書こうと思いながら、やっぱり安全性のことを考えている。

多分、ソロの一番いいところは自由さだと思う。誰にも邪魔されずに自分の思うように働けること。それはある意味独善的にも見えるものだけれども、働くことの意味を考えると合点がいく。

誰にも働かさせることなく働ける。

勤務医だと人の作った枠で動かなくてはならないが、開業医は開設者であり管理者であり全ての責任を一人で背負っている。多分、個人病院や公立、私立の院長も同じかもしれない。

家族との調整さえつけば、時間外に往診がずれ込んでも誰にも文句は言われないし、疲れたら仕事を減らすこともできる。

休もうと思ったら、うまく仕事を外して時間を作ることも割とできる。

私の知っている公立病院の院長は自分の外来が終わってから訪問に出かける。患者家族は迷惑だろうが来てもらえる安心感は変え難い。

側から見たら、そんな働き方は問題があると言われるだろう。働き方改革と言われているのに管理者がそんなに働いてどうする?とか。

自分の好きなように働きたい。患者中心とは相反するようだが、そこの折り合いをつけていくのが家庭医の精神とも通じる気がする。