まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

質問できますか

指導医に質問するのがこわい、あるいは、質問しづらいと思っている研修医が多いらしい。「せ、先生、これの結果なんですけど」、「ちょっと聞いてもいいですかー?」なんていおうもんなら、教科書にかいてあるー!と一喝して自分の仕事にもどる輩が多いようだ。これは、指導医とは呼べない、ただの医者である。質問されるのが指導医であって、自分で考えろ!といってもいいが、言い方にもコツがいる。「どうしてそう思うの」と優しく返し、さらに適当に相づちを打ちながら、「すごいねー」とほめ、さらに持論を少しぶつ。それで、まずかったら、少しおこる。すこし、すこしが大事。自分は結構指導医だと思っている人が、ほんとに指導しているとは限らない、ただの嫌みな先輩にすぎないかもしれないのだ。