まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

忙しい日

昨日から忙しい。病棟では、スライディングスケールの問題が目につく。最新のNEJMでは、スラディングスケールは血糖の乱高下を招くので行うべきではないとのこと。

Clinical practice: Management of Hyperglycemia in the Hospital Setting
NEJM Nov.2006 および Harrison on Line: Management of Inpatient Diabetes

だったら、すべて決め打ちでやるしかない。肺炎で禁食中のDM患者とか、ターミナルの高カロリー輸液患者はどうするのか。各食直前のラピッドと眠前のNを組み合わせるのが最良。もちろんランタス、レベミルもいい。ラピッドの方が食直前または直後でもよくて使い勝手がいい。なんとか、院内のスライディングスケールを廃止したいが、もうすこし検討が必要だ。しかし、高齢者は2回打ちあるいは1回打ちがせいぜいだったりするから、そこが難しい。

水中毒
アルコールと転倒、創傷へのデュオアクティブの使い方。
geriatric emergency、急激に増悪した認知症、その引き取り手と休日対応。