まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

授乳と薬

授乳期のくすりについて、いいサイトを発見。
いままでは、

授乳婦と薬―薬剤の母乳移行性情報とその評価

授乳婦と薬―薬剤の母乳移行性情報とその評価

こういうのを見て、いちいち調べていたけれど、どうも
だめなくすりが多すぎて、と思っていたのだが、


国立成育医療センターのサイトにいいものが出ている。
どうしても厳しくなりがちな投与基準を一気に緩和して、
大丈夫ですよーと書いてくれている。
ほんと?という声もあるだろうが、その姿勢が見るに値すると思った。

http://www.ncchd.go.jp/kusuri/junyuu2.html

それぞれ授乳期に出してもかまわないもの、避けるべきものが明示され
PDFで提供されている。

世の中には多くのお薬がありますが、お母さんがお薬を使用すると、ほとんどの種類のお薬は母乳中に移行するといわれています。でも、ほとんどのお薬は、「母乳中に移行はするが、その量は非常に少ない」ことが知られています。
ですから、お薬をのんでいるお母さんが、必ず母乳をあげることをあきらめなくてはいけないわけではないですし、母乳をあげるために必ずお薬をやめる必要があるわけではありません。個々のお薬についての十分な情報をもとに、主治医の先生と相談しながら決めていくことが大切です。
授乳と薬についての情報として、2つの表を用意しましたので、注意事項を十分に確認の上でご利用ください。