まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

内科病棟

朝誰も来ない病棟をひっそり回診して回るすがすがしさがある。
研修医の話を丹念に聞き、言うところはいい、どうでもよければ聞き流してもいい。
昼間はレジデントにすべてを任せ、たまの昼休みに
自分の患者だけを静かに回り、看護師と会話するのが楽しみ、
夕方の回診でさらにいろいろなことを決め、
急変のコールにとんで行き、罵声をとばし、激を入れる。
これだけで1日12時間が過ぎる、こうやって静かだけれども
意味ある仕事をしている指導医が何人いるのだろう、
自分の手の届く範囲の仕事をを死ぬほど丁寧にやるのが最高の仕事と
宮崎駿がいったらしい。
果たしてそうなのか、いまだ分からないが。