まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

家庭医療学夏期セミナーに参加

今年も群馬で夏期セミナーに参加。ひさしぶりに楽しかったなー、懇親会。疲れもあってか、学生さんと飲んでいたら気持ちよくてずいぶん話して、さまざまな先生と交流ができた。こういうのができるのが家庭医とか総合診療医なのかな。
今回、家庭医療専門医が誕生して、やっとそれらしいゴール(あるいはスタート?)が見えて来て、学生さんや研修医が家庭医を目指しやすくなった。プライマリケア3学会合同も仲間を増やすという点で絶対成功させたいところだろう。10年前の状況とは違うなあと同期ぐらいの先生と話しながら、家庭医をとりまく状況に思いを巡らす。
家庭医と総合診療医と総合内科医と、さまざまありますけど、どう違うんですか、とよく聞かれるが、これは私たちが研修医のころによく発した質問である。そのころのメンターの先生は、「そんなの関係ねえ」と蹴散らしますが、家庭医療の入り口にいる学生さんたちはまだよくわからないから、惑うでしょう。
まあ、いまだにわからない、というより、最近、からだでわかるようになってきた、というのが今の答えなのです。おれはたぶん、家庭医なんだな、と思いながら、日々暮らし、仕事をしている。ほんものの家庭医になりたいとか思わなくなった、だいたい、明日から自分は医者として患者と向き合わなければならないのだから、今が大事なのだから。考えている暇はない、すぐ行動です。
あー、来年も参加できるといいな、と思ったセミナーでした。