まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

雑談ファシリの講座に参加

久しぶりの広石さんの講座、とても楽しみにして来た。雑談から始まるファシリテーションとはなんとも面白いテーマではないか。

雑談から始まるファシリ&場づくり(ファシリテーター基礎)

なんと岩手県からのエンパブリックの講座に来た方々と一緒に参加。これも大変に刺激になりました。
 
最初のワークは、さあみんなで雑談をしてくださいというもの。いざ雑談しようとしてもねえ、と思っていたら最初に口火を切った方が自分の地元の美味しいものを言いましょうとテーマを出してくれた。それいいね!とスムースに展開、なんとか全員が発言できた。非常に楽しい時間でした。
 
後半は、ファシリテーションを実際にやってみようということで、テーマは「自分の職場のコミュニケーションの問題について」というお題、これを12分で話し合うというもの、進行は自由。実際にやってみたが非常に難しい。
 
わかったのは、問題点をあげることと分類することはいっぺんにはできないということ。私はどちらかというと、でた意見をマインドマップ的にその場で分類しようとしていた。これとこれは似ているかな、ならまとめようか、とか。さらに、参加者に突っ込んで聞きたくなり「なぜ?」と振ったのにうーん分からないと答えられて、進行に詰まったりしてしまった。結局ファシリテーションできていない。
 
広石さんは、問題点をあげるときはそれに集中していいということをおっしゃっていた。じゃあ、20個問題点を上げてください、と言ってどんどん上げてもらう。そこには解釈を加えない、批判もなし、思いついたものを出してもらう。ファシリもできるだけスピードを上げるのに、黒板の方をむいて書くだけに集中する人もいるらしい。アイデア出しで70個出た例もあったとのこと。
 
まず、ばーっと上げてもらった上で、そのあと、課題について検討する時間を設けていい。時間の制限は必要だけれど、そのほうがファシリテーターがやりやすい。そこのまとめ方も非常に面白い視点を教えてもらったが、それまた別の日に。
 
来週は多職種ケアカンファランス。さっそく、雑談ファシリの方法をつかってみよう~っと。