今日は福知山市民病院の川島先生が講演にいらしてくださった。
総合内科医がどんなふうに地域でやっていくか、初期研修医としてどう過ごしたらいいか、など襟を正したくなる話を聞けて、また奮い立った気がする、少し。さて、そのあと。
某病院の総合内科医との話。
「ぶっちゃけ、内科の力がないんすよ!」
と吠える。ある専門科を目指す研修医の内科力について言っているのはわかる。それもまあしかり。頼りになる、踏ん張れるレベルの奴がどれだけ育つか。
でもね、それって、人によるんじゃないかなあ。だって、みんな一生懸命教えているでしょう。
できるやつはできる。内科が好きなら、総合内科にいくか、専門決めるよね。
骨のあるのが欲しいのだろうけど、イマドキ流行らないのはわかっているはず。いまのアラフォーにありがちの考えかただ。
1000人調査「ここが逆効果!あなたのムチの入れ方」【1】:PRESIDENT Online - プレジデント
もともとは病棟医を増やす目的で総合診療医を育てたんだものねえ。でも!病棟医はふえていない。
思いついたのはシェア。多分、ホスピタリストに近いんだろうけど、とにかく仕事のシェア。
でも、医者の仕事は共有できないことばかり。問診も診察も自分しかできない。検査だすのも解釈するのも自分。処方も効果判定も同じ人。チームでの仕事は分業ではなくダブルチェックだ。
こうなったら医者の頭の中をシェアするか。思ったことを全部evernoteに書き出して共有、思考過程から引き継ぐ?鑑別診断士、身体診察技師、自動検査オーダー、安堂ロイド、薬剤師。これではいまの専門分化の弊害丸抱えになりそうだな。
検索してみると、
医師不足解消のためのワークシェアリングと子育て支援 - 今更留学記 Family medicine
ワークシェアといっても女性だけでは片手落ちだろうと思う。妊娠出産があるからという理由だけでは、独身おひとりさまがとりのこされる。男性だって、おひとりさまだって、シェアする権利がある。
ワーカホリックな医師は、頑な、完璧主義、責任を買いかぶりすぎて、仕事を振れない状況にある。途中からが難しいなら、最初から放棄すべきだ。
となると、医師の頭数を増やすことが最善の策のような気がしてくる。大学新設さんせーい!!
では、台風の今日もお元気で。