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まちづくりと家庭医2

家庭医がコミュニティを育てる日々の記録

微妙な胸の痛み

今週の文献

胸膜痛

http://www.aafp.org/afp/2007/0501/p1357.pdf

左の胸が痛いという主訴で来院され、痛くて寝られないという主訴。

診療所ではレントゲンを撮り、左肋骨横隔膜角の鈍化を認めた。もしかして肺炎?それとも胸水?

発熱もなく、咳、痰も出ていない。重症感なし。採血は炎症反応のみ強い。

 

この時点での診断は?

エビデンス的にはNSAIDsによる鎮痛がBと高め。身体診察、レントゲン、肺塞栓の除外はC。

肺炎疑いなら病院に紹介しますけど、症状が弱く入院適応が微妙な場合。

一番ありなのは、肺炎疑いとして呼吸器科紹介、多分入院にはならずに外来フォローアップ。

鑑別として、結核性胸膜炎、肺癌も上がってきます。診療所で痰を採って、培養と細胞診に出して、とワークアップは進むのですが、途中悪化する可能性も十分に考えられます。

診療所外来で胸水抜くのもなーと思います。スタッフが慣れていないし、自分もブランクが心配。この選択はなし。

この外来と入院の中間ぐらいのケースがプライマリケアの一番の悩みではないでしょうか。

痛みが良くなっても、精密検査は必要だし。

早々に紹介ですね。


では。